バモスのオーディオを交換した

17年落ちのバモスなので搭載されているオーディオ機器も古い。

昔乗っていた2代目ステップワゴンにも搭載されていたものと同じカセットデッキだと思われ、そうだとすると20年くらい前から存在する古い機種だ。

今まで乗っていたクルマにはAUX端子が前面にあったため、3.5mmオーディオケーブルでiPhoneを接続し、ミュージックファイルを再生していた。
なので、最低iPhoneと接続できるオーディオユニットと取り換えることにした。

ステップワゴンに付けていたKenwoodのユニットが手元にあって、当初はそれに交換するつもりでいた。ところが倉庫の奥から出してみたらハーネスがない。
対応するハーネスを探したら、ヤフオクでもっと新しいユニットをハーネス付きで落札した方が安いかも知れないと気づいた。

で、ヤフオクを物色していたら、カロッツェリアの「MVH-7200」が出ていて、何と送料込み3,000円以下で落札することができた。絶対ハーネス単品より安い!

2016年3月発売の機種だが、USB端子が前面と背面の2ヵ所にあり、iPhoneやiPod対応。Bluetoothにも対応し、ハンズフリー通話もできる至れり尽くせりの1DINユニットだ。
イルミネーションを好きなカラーにカスタマイズできたり、フロントパネルを外せるようなギミックもある。

落札した商品はちゃんと専用ハーネス付き。太くて黒いケーブルがメスのUSB端子。

電線をチェックしたら赤、黄にギボシ端子、黒にクワ型端子が付いていなかったので、付けておくことにした。

ラッキーなことにリモコンも付属していた。

取扱説明書はメーカーサイトからダウンロードできたが、説明がわかりにくく、設定やソースの切り替え方法が本体だけではわかりにくかったが、このリモコンのお陰でほんとうに役に立った。

社外品のオーディオユニットは、付属のハネーネスとクルマのオーディオハーネスとが接続できない。
ユニットのサイズも微妙に異なり、キレイに取り付けるためのキットが販売されている。

しかし、1DINサイズ+ポケットのようなものに対応する取り付けキットが存在しない。
仕方がないので、何とかなるだろうと2DIN用のエーモン製H-2470を入手した。

この製品はフェイスパネルやネジ類は付属するが、クルマに取り付ける金具は元から付いているものを流用するタイプだ。

しかし、そのままでは想定した取り付け方ができず、取付金具の加工が必要になってしまった。

変換ハーネスとアンテナ用のハーネス。バモスにはアンテナ用は不要。

まず、オーディオユニットのハーネスと変換ハーネスを接続。同じ色どうしの電線を繋ぐだけなので簡単だ。リアスピーカーは付いていないので、その線は無視。

一番の難関はバモスのオーディオパネルの取り外し。クリップではめ込んであるだけとは聞いているが指や内張りはがしが入るようなスペースもない。

内張りはがしをつかってもどうせ傷つくだろうと、一番目立たなそうな下の方から無理矢理内張りはがしの先端をグリグリと突っ込み、内張りはがしが入ったら思い切ってバリバリとパネルを外す。

パネルを剥がさないと先に進めないので、とにかく思い悩んでもしょうがない。
ヤフオクとか見ると1,000円前後で中古のパネルもあるみたいなんで、いざとなったら買い直す気持ちで思い切って力を込める。意外とあっけなかったりする。

パネルを外してみたら、上部の片側1ヵ所だけ金属クリップが欠落していた。
後から上の写真をチェックしたら穴のところに金属クリップが覗いていた。取付が全部終わってから探したが行方不明。クリップ1個なくても何とかなるでしょう。

次にウォッシャータンクを上に引き上げ、その下にあるバッテリーのマイナス端子のケーブルを外す。
ウォッシャータンクはコネクタを外しただけ。パイプを外すのは面倒なので脇に置いて落下防止に自転車の古チューブで縛り上げておく。

うちのバモスはプラス端子にカバーが付いていなかったので、ケーブルを外したらいらん所に接触しないようどちらの端子もタオルで覆って養生する。

古いオーディオユニットを車体から取り外し、ここで初めて取付金具の全貌が明らかとなる。
それから取付金具と購入した2DIN用取り付けキット、オーディオユニット本体のネジ位置を合わせ、どのように取り付けられるか試行錯誤することになった。

まず、今後の計画を考慮し、オーディオユニットとポケットを上下入れ替えることにした。

そのためにネジを仮止めし、クルマに試着を繰り返し、ネジの位置を決定。取付金具の加工が必要なことが判明した。

下段にユニットを取り付ける穴は右から1番目と3番目が適合する。1番目は長穴で、3番目は丸穴。
上下方向は長穴の上側に寄せたところが最適なため、3番目の穴を上に広げなければならない。で、新しい穴を頑張って開けた。

次はポケットの加工。元々のポケットは1DINサイズの横幅よりデカいので左右をカット。
先日購入したマルチツールが役に立った。マルチツールならカットもあっという間だ。

左右を短くしてフェイスパネルの中に挿入できるようになったが、このままではポケットが固定されていないため、物を入れたらどんどん後ずさりしてしまう。

そこで木の丸棒を隙間に嵌まる長さにカットして側面に貼り付ける。

丸棒に下穴を開け、タッピンねじで取付金具を留めてできあがりの写真。

ネジ止めするときに丸棒の接着が不完全だと締め込めないし、逆にネジを外すときに接着が剥がれて空回りをする。
僕は丸棒にしたが前後一体のパーツの方が接着面積も増えるし、空回り対策になったかも知れない。

古いオーディオユニットを外したときに気づいたのだが、バモスの構造体にはアース線を繋ぐような場所はなかった。
そこで、アース線は取り付け金具を止めたネジに締め込むことにした。

オーディオユニットを取り付けているネジは取り付けキット付属のネジだが、長さが短くそんなに余裕はない。アースを繋ぐとネジが外れる可能性がある。
長めのネジでポケットを取り付けたので、これに平座金を噛ましアースさせることにした。

写真ではクワ型端子を後方に向かって取り付けてあるが、この向きだと取り付け場所のスペースが狭く、端子が邪魔になってユニットを通すことができなかった。
クワ型端子の向きを上から入れるようにするとリード線を取付金具の内側に逃がすことができ、ユニットを通すことができるようになった。

完全に取り付ける前に、バッテリーを繋ぎ動作テスト。無事放送局を受診し、左右のスピーカーから音が出るのを確認した。

まだオーディオパネルを取り付けていないが、これが完成形。ちゃんと収まって良かった。

ポケットの下に若干隙間ができてしまったのはご愛敬。

ハンズフリーマイクはハンドルポストの上に設置した。

落札商品にはマイクは付属しておらず、三菱電機の「LE-20HM ハンズフリー用マイク」を購入。
形状が似ていたのと2.5mmミニミニプラグらしいということで多分大丈夫だろうと選んだ。結果はバッチリ、通話もできた。

ハンズフリーはiPhoneとBluetoothで接続する必要があり、USBで接続していてもダメなようでその点はちょっと不満。音声もこもって聞こえるとのこと。

背面のUSB端子にはlightningケーブルを接続。運転席側に引き出した。

lightningケーブルは「Amazonベーシック ダークグレー 0.9m」。ケーブル皮膜がナイロンファイバーで耐久性がありそうだ。長さが2種類、カラーも4種類あって選べられるのも良い。

テスト段階では「USBデバイスが繋がっていない」というメッセージが表示され、iPhoneの音を出せなかった。
取説をよく読むとUSB端子はフロントとリアどちらかを一方を設定しないといけないようで、設定を変えたらちゃんと音も出た。

iPhoneが繋がっていればソースを切り替えるだけで再生が始まったり、リモコンで曲を飛ばしたり戻したりできてとても便利かも。
Buletoothでの再生と聴き比べてみて、僕的にはUSB接続の方が好み。音がクリアでメリハリもあるような気がする。

MVH-7200は多機能すぎて機能の全部を把握するのは大変。一応予定には入っているがスピーカーも良いものに換えたい。

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