2011年2月21日 iPhone・iPad/サイコン&ライト
MotionX-GPSとルートラボの連携
iPhoneのGPSアプリMotionX-GPSの有料版を購入してからしばらく使ったので、自分なりの使い方を昨日エントリーした「えびせんの里 美浜本店」へ行ったサイクリングを例にご紹介する。
MotionX-GPSの基本的な使い方はMotionX-GPS Liteと同じなので、こちらの以前の記事を参照。
サイクリング前にGoogleマップやルートラボの地図を見ながら、どんなルートで行くか計画を立てる。
ルートがだいたい決まったら、そのルートをルートラボに落とし込む。これでアバウトな走行距離がわかる。
ずっと以前はALPSLAB baseの地図をPDFファイルでダウンロードし、プリントアウトしたものにマーカーでルートを書き込んで持参していた。ALPSLAB baseがなくなってからは、Yahoo!地図がプリントアウトのサイズとか交差点名の表示の点で具合が良かった。
でも今はこのような地図は持たず、iPhoneで代用できるようになった。
ルートラボで作ったルートをMotionX-GPSに持ってくるには、次のような手順でインポートする。
使用パソコンはMacなので、Windowsな方は自分の環境に置き換えて読むこと。
- ルートラボで作ったルートをMacで表示し、画面の下の方、左側にある「GPX」のリンクをクリックし、Macにダウンロードする。
- ダウンロードした「xxxxxxxx.gpx」ファイルを添付したメールを「GPSimport@motionx.com」へ送る。件名も本文も不要だ。
- しばらくすると「noreply@motionx.com」から「MotionX-GPS Import」という件名で返信がある。
- 僕の場合Macのアドレスで送信したのでMacへ返信がある。これをiPhoneへリダイレクトで転送する。
iPhoneへはSMSやMMSではなく、「xxx@i.softbank.jp」のメールアドレスに送らなければならない。 - iPhoneで受信したら本文中の「Select here to import into MotionX-GPS」のリンクをタップする。
メールでないと本文のリンクがタップできないので、SMSやMMSではダメなのだ。 - MotionX-GPSのダウンローダーが勝手に起動され、上の写真左の画面を表示する。
画面上部の「Import」ボタンをタップする。 - しばらく待つと上の写真右の画面が表示され、インポートが終了する。
- MotionX-GPSのMenu→Tracksで一覧の中に、インポートアイコンの付いたトラックがリストアップされている。
サイクリング中にオフラインで(3G回線やWi-Fiを使わずに)地図を見る場合は、オフライン用の地図をダウンロードできる。
Menu→Map Downloads→Download new maps→MotionX Road(または他のボタン)でダウンロードする地図の範囲を指定できる。
実際は僕は使ったことがない。一度ダウンロードしようとしたら結構でかいサイズになってしまい、ダウンロードに時間がかかりそうだったので、途中でダウンロードを中止してしまった。
また、MotionX Roadの地図はOpenStreetMapと同じものじゃないかと僕は推測している。だとすれば地域によっては道路や地名などの情報量が少なくて役に立たないかも知れない。
今のところ電波の届かないような山奥へ行っていないので、地図を見るのはイザという時、少しだけと決めて3GでGoogle Mapを使っている。
サイクリングの出発時に、Menu→Tracks→ルートラボからインポートした地図を表示し、画面上部の「Options」ボタンをタップする。次の画面で「Follow」ボタンをタップ。これで、次回トラックを見たときに走行予定ルートと現在地を確認することができる。
同時に、Menu→Track Recorderで「Start Track」ボタンをタップして走行ルートの記録をとる。
サイクリングが終わったらTrack Recorderの「Pause Track」をタップし、「Save Track」でデータを保存する。
この保存したデータをGPXデータに変換し、ルートラボにインポートすると「行く先々の時刻とかがわかるよ」と友人が教えてくれた。
- MotionX-GPSのMenu→Tracks→保存したデータを表示し、画面上部の「Options」ボタンをタップする。
- 次の画面で真ん中の「Share」ボタンをタップする。
- 「Display Name」に適当な名称を入れ、下の方の「Enter email address」欄にメールの送信先アドレスを入力する。
真ん中の「Share」ボタンが緑色になったらタップして送信する。 - しばらくすると、「Enter email address」欄に入力したアドレスへ「noreply@motionx.com」から「MotionX-GPS Track: トラック名」という件名で返信がある。
メールには、xxxx.kmzとxxxx.gpxの2つのファイルが添付されてくる。 - ルートラボで画面を「ルートを描く」モードにする。
- 画面右上の操作ボタン一番右の「データをインポート」ボタンをクリックする。
- 「インポートしますか?」メッセージが出たら「OK」ボタンをクリックする。
- 「開く」ダイアログが表示されたら、メールに添付されていた「xxxx.gpx」を選択し、「開く」ボタンをクリックする。
- しばらく待つとルートが引かれるので、タイトルや投稿者名などを入力し「ルートを保存」ボタンをクリックする。
データを共有したくなければ、ボタンの下の「ルートを見る」に公開するのチェックボックスを外す。
できあがたルートを再生してみると、今回は一度もポーズなしで8時間くらいONしっぱなしだったので、矢印アイコンが止まったり、逆向いたり、休憩したとき、写真を撮っているとき、信号待ちなどの様子がわかる。
さらに矢印アイコンの進行に合わせ、左下「ルート再生」の各欄が変化し、その地点での時刻や速度などがわかる。
標高グラフで範囲を選択すると、マウスボタンを押している間、選択した間の平均速度やペースなどの情報を見ることもできる。
MotionX-GPSとルートラボの連携で、やりたかったことの大半が達成できた。これでサイクリングの後の楽しみも増えた。
さて、今回のサイクリングではiPhoneのバッテリーを100%充電で出発した。
MotionX-GPSはトラックの「Follow」と「Recorder」を起動し、写真の通り120.6km、8時間1分54秒を記録。途中マップの確認を2回。SMSメールの送信を2回、受信1回。電話はなし。標準アプリの「カメラ」での撮影を44回。あとは時計を何度か見たりで、その間は自動ロックでスリープ状態。
以上のようなiPhoneの稼働状況で、帰着時のバッテリー残量は44%だった。
iPhone 4の実力なのか、MotionX-GPSが進化したのかわからないが、このぐらいバッテリーが保ってくれるのなら、予備バッテリーをあわてて買う必要はなかったかも。まあ、予備があることで安心して気にせず使えるので、良しとしよう。
2011年2月20日 愛知
えびせんの里 美浜本店
2月19日(土)は知多半島の美浜町にある「えびせんの里 美浜本店」へ自転車で行ってきた。
天気予報は晴れ時々曇り。日曜日より天気が良さそう。片道60km弱あるので前日は早めに就寝して、いつもより早起き。
走ったルートは大高に出て常滑へ向かうコースだ。
8時40分頃出発。守山から大高方面へ向かうときは、いつも植田川、天白川に沿って行く。距離は多分長くなるが、信号が少ないし、交通量が圧倒的に違うので安全だ。
天白川を離れると大高駅まで道が狭いところを走る。クルマを後ろに従えて走ることになるが、仕方ない。クルマに抜いて貰えそうなところはなるべく路肩に寄るが、とにかく安全確保重視だ。
最初に聚楽園に寄り道。ここは「しあわせ村」という公園になっていて、その一角に大仏様がいらっしゃる。
公園の入り口に「自転車乗り入れ禁止」の立て札があり、近くに駐輪場があった。以前は大仏様の所まで自転車で行けたのだが、最近そうなったのか、自分が気づかなかったのか?
自転車を駐輪してまで行く気はなかったので、大仏様のお顔を拝める階段の下で自転車といっしょに記念撮影。
上畑の交差点を右折し、国道247号線の西側を併走する道を走る。この道は道幅や路肩も広く、交通量が少ないので走りやすい。
朝倉駅を過ぎ古見駅を過ぎたところで、西知多産業道路の西側を入る道へ行く。西知多産業道路は軽車両通行禁止なので自転車は走れない。たとえ走れても怖くて走れない。
この道は新舞子まで続く太くまっすぐな道で、交通量は圧倒的に少ない。歩道もなく路側帯だけ。片側二車線ある区間では、わざわざ中央線寄り車線を規制して走れないようにしている。
11時頃新舞子に到着。
Perfumeが「ビタミンドロップ」を歌っていた頃、夏の炎天下で汗だくで踊っていたビーチを撮影。こちらの浜辺には寒いのにウインドサーフィンを楽しむセイウチな人たち。
常滑では招き猫通りに寄り道。ここは通り沿いの壁面にいろいろな作家が作った、ちょっと変わった(変な)招き猫のオブジェが展示されている。
歩道橋の上には巨大な招き猫の頭部があるのだが、後頭部側から行くと少し悲しい。それで前面側から歩道橋に行こうと道を探すが、急な登り坂の脇道しか見つけられなかった。素直に反対側の観光ルートの方から上がった。
こちらの観光ルートは「やきもの散歩道」とか「土管坂」とかがある。道は狭く、観光客がたくさん歩いているので、自転車は走行注意だ。
野間駅前の交差手を左折し、坂をひとつ登って下ると西知多道路の美浜インターを過ぎたところに「えびせんの里 美浜本店」があった。
広い駐車場があり、矢印が正反対の方向を指す「バイク自転車専用駐輪場」の看板がある。駐輪場はただの平場なので、スタンドのないスポーツ自転車は駐輪できない。仕方ないので先の看板矢印が示す方向にあるガードレールにくくりつけた。
一応交通整理をしていた方に「安城デンパークのようなスタンド」を提案しておいた。
「えびせんの里 美浜本店」は商品の販売はもちろんだが、工場見学もできる。といってもガラスごしなので見られる所も限られたとこだけだが。
広い休憩コーナーがあり、なんとコーヒーが無料サービス。小さめの紙コップだが、僕も買い物前にアメリカンを、後にマイルドブレンドを1杯ずついただいた。
販売コーナーは常時40種類のえびせんが並ぶらしいが、どれも自由に試食でき、味を確かめてから購入できる。
いろいろ試食して、「えびせんいろいろ」と「たまねぎせんべい」をお土産に買った。買い物するとおまけをいただけた。小袋の中身は「えびせんいろいろ」と同じものだった。
帰りは来た道をトレースするように帰ったが、常滑あたりで大好きな「バロー」を発見。
やはり大好きな「アップルデニッシュ」と「コロッケ」2枚とホット缶コーヒーを買って全部で222円。貧乏人の味方です。店先のベンチでちょっと遅い昼食をいただいた。
昨日は午前中良い天気、午後から雲が出てきたりしたが、概ね良い天気。午後になっても黄昏れた感じがなくなってきたのがうれしい。
しかし知多半島は自転車乗りのメッカだねぇ。反対回りですれ違う人、追い抜いていく人(すみません遅いもんで)、挨拶してくれる人、ストイックな人、いろいろ。ロード率、しかもソロ率高い。
もっと暖かくなったら、今度は知多半島を一周することにしよう。
迷走距離:120.46km Av:20.45km/h
2011年2月19日 ドリンク・補給食/メンテナンス/自作・改造・小技
ポラーボトルの飲み口
以前、ポラーボトルの掃除について記事を書いた。
記事に追記したとおり、普段の掃除はブラシでゴシゴシ洗い、たまに漂白剤に浸けてメンテナンスするのが良いだろう、ということになった。
この記事で、飲み口の分解について良い方法はないかと書いたのだが、良い方法が見つかった。力は要らない。
飲み口の黒い部品は、上へ引っ張ったときに抜けてしまわないように突起が付いていて、それがストッパーになる構造になっている。
飲み口を抜くときは、この突起が上に抜けるのを邪魔しない壁の下へ半周ほど回転させてから上へ引っ張り上げる。
しかし、回転させるときに突起のエッジが壁の角に引っかかって、壁の下へ行くのを妨げるわけだ。それが非常に頑固だから抜くのに往生する。
その良い方法とは、ってもったいつけるような内容じゃないス。
用意するのは小さなマイナスドライバー2つ。僕の場合は、普段グリスを塗るときに使っている2.5mmのVESSELのドライバーと精密ドライバセットの中にあったドライバーを使った。
これらを飲み口の突起の行方を阻む壁の下へ突っ込みます。そして飲み口をひねる。
あらカンタン!難なく障害をクリアして突起は壁の中へ。そして後は上へ引き抜くだけ。
ドライバーを差し込むときは、飲み口を引き出し、回す方向と反対側にひねっておくと差し込みやすくなる。そして、ドライバーは一番奥に挿入する。
久し振りに引き抜いたらビックリ!スゲー汚い!!絵にも描けない美しさ、じゃなくて、写真にも撮れない汚さ。
こんなに汚い飲み口でドリンクを飲んでいたんだ。ウェーッ。
早速こいつらもブラシで洗い、漂白剤に浸けておきましたとさ。めでたしめでたし。
2月17日(木)は、午前中晴れていたのに、昼前から空一面雲が覆い尽くし、次第に雨模様になるという天気だった。
11時頃客先に自転車で行き、時間ができたので帰りは遠回りして帰ることにした。
守山の瀬古の辺りから西へ向かい、知らない道を走って庄内緑地まで行き、引き返すことにする。
県道102号線で庄内川を北へ渡り、すぐ西へ入る。マックスバリュの前を通り国道41号線を横断。
そこから先、川に突き当たったあたりから迷走が始まる。もちろんこの時点では迷走しているとは思っていない。
自転車だと知らない道でもどんどん行けるのが面白いのだが、川沿いの道や田舎の民家の密集地は、道がくねくね曲がっていて、いつの間にか方向感覚を狂わせる。
太陽が出ていても方向を狂わせてしまうほどなのに、この日は空全体が雲で、お日様はどこにも見えない。
広い通りに出たら、「ここはどこ?」
適当に方向を見定め進んでいくと「豊山町」の標識。目の前の彼方にあるのは名古屋高速の高架らしい。
来た方角へ向かっていると気づいた。つまり自分の体内コンパスは180度狂っていたのだ。
コンパスをリセットし、南だと思う方角へ向かっていくと、ショッピングモールmozoに遭遇。ここまで来れば、メインストリートさえ走っていれば、そうは迷わない。
到着した庄内緑地は人影まばら。というかほとんど人がいなかった。
池のボートも係留されていて淋しそう。平日のこんな天気では当然か。
こんな迷走する機会にこそGPSロガーで走行軌跡を記録しておくと、あとから楽しいんだろな。
帰ってから方向音痴についてググルと、たいていの人が方角が分からなくなるみたい。だからパラボラアンテナの向きを見たり、太陽が出ていたらアナログ時計の短針を太陽に向け、文字盤の12時との中間が南だとか、いろいろ方角を知る手がかりを探すようだ。
それから、関西や京都、名古屋、山梨では人に道を教えるときに方角で説明し、東京の人は左右で説明するらしい。
迷走距離:32.91km Av:17.06km/h
2011年2月17日 ナンバープレイス
ナンプレ盤バージョンアップ
先日2月15日にアップした「ナンプレ盤」をバージョンアップしました。
あんまり需要ないみたいですが、せっかく機能を追加したので。
自分で使ってみて、ちょっとメンドーに感じてきたので、2点だけ機能アップした。
1.「一時休止」ボタンを付けた。
解答中に席を立ったり、別の用をしなければならなくなったり、そんな時もタイマーは進んでしまう。
そういうときに解答にかかった時間を表示されても不本意なので、このボタンを押してタイマーをストップさせる。
「一時休止」ボタンを押すと画面にメッセージと「再開」ボタンを表示する。「再開」ボタンで復帰する。
2.任意の仮置きした数字をデリートできるようにした。
前のバージョンでは、「DEL」ボタンを押すと、一番お尻の数字しか削除できなかった。2桁入力している場合に最初の数字を消したいときは、全部消してから残したい数字を再入力するしかできなかった。
今度は、入力した数字の数だけサブボタンを表示する。その中から削除したい数字を選ぶだけだ。1つしか入力していないときは、「DEL」ボタンを押すだけで削除する。
あと実現できなかった機能アップは、問題をCSVファイルかテキストファイルで用意し、これらの任意ファイルをユーザーが選択して読み込ませ、問題画面を生成するという機能だ。
実は手持ちの開発環境が古いので作れないことが判明したorz。お金ができて最新バージョンのFLASHが手に入ったら挑戦したいと思う。
↓ダウンロード用ファイルのリンクだ。
・「ナンプレ盤」numpl-van.swf(numpl-van.zip/43KB)
<2011年7月7日追記>
バージョンアップしたので、こちらのエントリーからダウンロードください。
ZIPの圧縮ファイルだが、中身はただのSWFファイル(上に表示しているものと同じ)なのでWEBブラウザ画面にドロップすれば使えるはず。画面いっぱいのサイズで表示するので、お好きなサイズになるようブラウザの画面サイズを変えてください。
保存機能やリンクなどないので、とくに悪さをするようなことはないと思うが、万一の場合責任とれないのでご利用は自己責任でお願いいたします。また再配布やZIPファイルへの直リンクはご遠慮ください。