MacBook Pro(15-inch, 2019)

360度カメラInsta360 ONE X2で撮った動画は、パソコンアプリ「Insta360Studio 2021」でプレビューしたり、編集を行う。
「Insta360Studio 2021」はwindows版とMac版があり、どちらも無償でInsta360社のサイトからダウンロードし、使用することができる。

「Insta360Studio 2021」のMacの場合の推奨システム要件は、macOS10.12 Sierra以降、過去2年以内のIntelプロセッサ、メモリ16GB以上、SSD128GB以上とこちらのページに書かれている。
グラフィックカードについても書かれているが、MacBookやiMacではそんなに自由度がないのでとりあえず無視。

うちのiMacはlate2012で、システム要件を満たしているのはOSとメモリぐらい。ハードディスクにコピーしたH265の動画はカクカクスローにしか動いてくれない。
とても編集できる状態ではないので、新しいマシーンを導入することにした。

手に入れたのは「MacBook Pro(15-inch, 2019)」。予算を抑えるため中古Macだ。

「MacBook Pro(15-inch, 2019)」にはCPUが第9世代6コアIntel Core i7 2.6GHzのものと第9世代8コアIntel Core i9 2.3GHzの2種類ある。
Macは中古でもあまり大きく値崩れすることはなく、良いCPUの方は当然高い。なので安い方のCore i7にした。

MacBook Proは昨年末にインテルCPUからより高性能な「Apple M1」が搭載された。今後発売されるMacシリーズはアップル製CPUに順次入れ替わっていくだろう。
13インチのM1 MacBook Proなら、今回買ったインテルMacの価格にもう少し追加すれば買えたかも知れない。でもあえてインテルMacにしたのだ。

2011年以降のインテルCPUにはQSV(Intel Quick Sync Video)というハードウェアによるビデオエンコード・デコードが搭載されている。M1には搭載されていない。
どうもH264やH265のエンコード・デコードにはインテルMacの方が処理時間が速いようだ。

どのみちM1 Macは13インチMacBook Proと24インチiMacが出たばかり。新しいCPUにネイティブ対応したアプリもまだ少ない。
将来的にアップルシリコン搭載Macに買い換えるにしても、今はまだ安く買えるつなぎの中古マシーンで良いのでは?という判断もある。

MacBookを買うにあたって価格のこともあるが、作業性も考慮し15インチものに絞り、2018年と2019年の中古物件を物色。中古ショップでは当然ながら程度の良いものほど高価になる。

そこで、ヤフオクからもターゲットを広げ、ちょうどスペックも申し分なく、傷も少なく使用感などの程度も良く、なおかつ即決価格の手ごろな物件に巡りあたった。ウォッチ数は多かったが幸い競合もなく落札できたのはラッキーだった。

MacBook ProのUSB端子は左右側面に2ヵ所ずつあり、どの端子も充電ポートとしても使えるのは便利。右にあった方がとか左にあった方がと困らないのが良い。

右側面奥の丸型端子はオーディオ端子。

ただ、全部タイプC端子で、手持ちの周辺機器のすべてがタイプA。そのままではハードディスクもカードリーダーも接続できず、すぐに使えなくて困った。

両端タイプC端子のusBケーブルと87Wの充電アダプターが付属していた。

動画データの入っているハードディスクをMacBook Proに接続するために、「BYEASY」というブランドの4ポートUSBハブを用意した。

本体に英語・簡体中文・日本語に対応した取扱説明書が付属する。

MacBook Pro 2019は最大10Gb/s転送可能なUSB 3.1 Gen 2に対応している。
予算が許せば将来性も考慮して同規格のUSBハブが良いが、価格が高くなる。今回は最大5Gb/sのUSB3.1 Gen1対応で我慢することにした。

ボディはビロードのような質感で、手触りが良い。しかも軽い。

ハブ本体から生えているタイプCケーブルは、タイプCプラグのカバー部から本体の根元までの長さが約275mm。

このUSBハブはバスパワー仕様なので、取説には電力供給電流900mAと書いてあるとおり、それ以上の電流量を要求するポータブルハードディスクなどには使用できない。

このハブを経由して外付けハードディスクをMacBook Pro 2019に接続し、Insta360Studio 2021でH264とH265で撮影した動画をプレビューしてみた。

どちらのコーデックでもスムーズに再生できた。ただし、再生するうちにどんどんファンの音が大きくなってくる。しかもバッテリーの消耗も速い。5.7K30fpsの360度動画を再生するにはCPUパワーが大きいほど良いようだ。

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