夫婦で可睡斎サイクリング

カミさんと朝飯を食べている最中に、一緒にサイクリングに出掛ける話がまとまりました。

最初は可睡斎から油山寺へともくろんでいました。しかし、可睡斎でたっぷり時間を掛けてしまい、さらにSWEN袋井店に寄りたい希望が出てきたので上のコースで行ってきました。

出発直前になって、そういえば先日アジャストベルトが切れてしまい、使えるヘルメットがひとつしかないことに気がつきました。
仕方がないので、ふたりともノーヘルでなるべくクルマが少ない道を、ゆっくりポタリングの速度で走行することにしました。

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可睡斎に着いて、まずは「ジェラート元気」でいつものジェラートを食べます。ジェラートが可睡斎に来る大事な目的のひとつです。

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今日のジェラートは前回出ていなかったパッションフルーツにオマケはバニラ。ちなみにカミさんはカシス&ざくろにオマケはマンゴー。

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ジェラートを食べ終わったら可睡斎にお参り。

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山門の天井に方角を示す干支。

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中の山門で仁王像が出迎えてくれます。

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おさすり大黒様の横に「一年安鯛みくじ」が置かれていました。宝船の中に赤や黒の張子人形の鯛が入っています。1匹300円。

引いたおみくじを宝船の綱に結びつけてありますが、何匹か人形も混じっていました。

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輪蔵堂。

お賽銭を入れる前にカミさんが回そうとしたら、大きな擦れる音がして回らない。あらためてお賽銭を入れたら、あら不思議、静かに回すことができるではありませんか。

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次に本堂でお参り。

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その前にお線香を買って立てることにします。

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百合園の方は観光客で賑わっているようですが、こちらを参拝する人は少ないのか?線香立てには燃え尽きた線香の灰しかありませんでした。

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それから秋葉さんの方にも寄ります。

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本殿でお参り。

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本殿の中には巨大な天狗の面が。以前はなかったように思います。

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本殿の右横から「不動尊奥之院・出世六の字穴」へ行けるようになっていました。ここも以前は行けなかったように思います。

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進むと長い石段で上へ登っていきます。

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境内の建物の屋根を一望できます。

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徳川家康ゆかりの場所のようです。

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穴の中に入っていけませんが、奥の方には観音様らしき像が安置されています。

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穴と反対側には「活人剣」の台座部分があります。
台座の上には大きな剣があったようですが、戦時中の金属供出のため台座だけ残されたようです。

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「活人剣」のいわれ。

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さらに奥にある不動尊奥之院。まだ整備中のようです。左のトラ柵の外は断崖絶壁。

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再建された「活人剣」。
入るときには気がつきませんでしたが、仁王像のある山門の左脇に建立されていました。

このあと袋井市内のSWEN袋井店に寄りましたが、カミさんのお目当ての品は廃番になっていたようです。

迷走距離:35.34km AV:14.05km/h

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ベルボン Pole Pod IIを便利に一脚化するチープな対策

前のエントリーで「Pole Pod II」を一脚に変身させる仕組みがスマートではない。SLIKの「スタンドポッド7」の方がずっと良い。と書きました。

「スタンドポッド7」の場合、「Pole Pod II」とほとんど同じ構造なのですが、グリップのある雲台を付ける方には裏表に雄ネジの付いた「トツネジアダプター」を装着し、反対側は雌ネジの付いた「石突アダプター」を単純に装着することで対応しています。
ベルボンのように元から付いている部品を外して、それを別の場所に付け直したりする作業が必要ないのです。

SLIKの部品はカメラ屋さんで取り寄せるか、メーカーから直に購入できます。
「スタンドポッド7」の部品表では、「トツネジアダプター」が税別2,500円、「石突アダプター」が税別1,000円です。メーカーに直接申し込むと、地域別送料+代引き手数料300円、プラスそれぞれの消費税が別に必要です。

仮にこの部品をメーカーから実際に取り寄せると、自分の場合4,590円が総額です。元の本体の購入価格からすると、ちょっと躊躇します。

そこでもっとチープに同じ事ができる代案を考えました。

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「トツネジアダプター」の代わりは「エツミ オスオス止めネジ」。
これも裏表に1/4ネジがついたアダプターです。Amazonで760円で買えます。

ちなみに「アマゾンオリジナル」と「エツミ E-6603」は同じモノ。バーコードラベルを剥がすとその下から・・・。

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リング部分は直径38mmでちょっと小さい。
理想的には装着場所の直径から若干はみ出す48mmぐらい欲しい。小さいと嵌めるときは良いですが、外すときに力が入れにくいのです。

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片面はフラット。

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反対面は溝付き。

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実際にポールに付けるとこんな感じ。

指が掛けられる部分が小さく細いから、力いっぱいに締め付けると外しにくい。ポール側よりも大きくはみ出していれば外しやすいのですが。

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自由雲台を付けてみました。

先に止めネジを雲台にきつく装着し、後からポールに力を適度に加減して装着すると、外すときに雲台ごと回せるので、後がラクかも知れません。

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さて、反対側の石突きの部分には、傘用の石突きを付けます。

傘とは雨の日に使うあの傘です。実は傘の先端のネジも1/4ネジで、三脚と同じネジなのです。逆に言うと、こうもり傘を一脚代わりに使えるということです。もちろんネジの長さ的に問題なければ。

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とりあえず、これで石突き側のネジの保護にはなります。

傘用の石突きは補修部品としてホームセンターなどで手に入ります。Amazonだと逆に割高。幸いうちには補修パーツとして以前購入したストックが残っていました。

石突きのデザインによっては雌ネジが奥の方に切ってあるものがあり、そういうものはネジが届かなくて締めることができませんでした。
我が家にあったモノでは先端が球状になったものがダメでした。

これでネジを外す・付けるの作業がなくなったので、ずいぶん気軽に一脚化することができるようになりました。

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ベルボン 多機能ポッド Pole Pod II

手軽に持ち出せる三脚が欲しいなぁ、と思っていたのですがあまり良いものがありません。手振れを防ぐだけなら一脚でもいいかなぁ、とも思っていました。

日頃からAmazonや価格.comを徘徊していたら、面白いものを見つけました。それは一脚にミニ三脚をドッキングした自立できる一脚でした。

足元がミニ三脚なので不安定ですが一応自立でき、あるときはミニ三脚として、あるときは一脚としても使えます。一粒で三度おいしい便利モノです。
狭い自分の部屋で物撮りをするときも、億劫がらず気軽にセッティングできそうです。

最初に見つけたのは、Amazon限定版SLIK モノポッドスタンド。それからSLIKのスタンドポッドシリーズベルボンのPole Podシリーズ
それぞれ一長一短があるのですが、値段的なものも含め最終的にベルボンの「Pole Pod EX」に決めてしばらくウォッチしていました。

で、結局最終的に手に入れたのは、ベルボンの「Pole Pod II」。

この「Pole Pod II」は、まだ販売されてはいますが、すでに後継機種の「Pole Pod III」に置き換わった旧製品。しかし、違いは雲台回りだけで基本仕様は同じ。
旧製品だけあって中古も出回っており、タイミングよくヤフオクでお値打ち価格の出物があったので飛びついてしまいました。

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届いたブツは結構迫力のある長さ。袋に入った状態で実測全長約700mm。

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袋も中身もアクセサリーもあまり使った形跡もなく、ほぼ新品状態。新品の定価の1/3、市価半額程度で買えたので良い買い物ができました。

多分新品と不足はないと思いますが、中身は写真左から本体と使いこなしテクニック、取扱説明書、ハンドストラップ、石突き、カメラ用の短いネジ、ネジ回しプレート。

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本体はミニ三脚と自由雲台、ポール部分の3つに分離します。自由雲台はミニ三脚にそのままねじ込み可能。

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ミニ三脚の脚は1段だけ伸縮できます。伸縮は脚をひねるだけ。鍵が開いた図の方向へ回すと緩み、鍵が掛かった図の方へ回すとロックします。

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ミニ三脚の脚は脚を閉じた状態から三段階に開くことができます。
脚の根元のレバーを横へずらすとロックが外れ、脚を開いていきます。閉じるときはレバー操作なしでそのまま脚を閉じればよい。

写真左下のレバーはエレベーターのストッパー。手動で17mmだけ上昇します。

1/4ネジなので直接カメラを取り付けることもできますが、ネジがかなり長く、三脚ネジ穴が相当深くないと、そのままではほとんど無理だと思います。やっぱり自由雲台を載せるべし。

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開脚1段目。雲台取り付け面まで高さ実測約205mm。

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開脚2段目。雲台取り付け面まで高さ実測約165mm。

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開脚3段目。雲台取り付け面まで高さ実測約80mm。

ポールを自立した状態で立てるには、この状態にするのが一番安定します。

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自由雲台は「QHD-33Q」。クイックシューは「QB-3」。
以前購入した「QRA-3」とクイックシューが共通なので、自分的に汎用性が増しました。

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ポールの伸縮はクイックレバーで固定。伸縮操作がラクです。

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ポールを伸ばしていない状態。雲台上面までの高さは実測約627mm。

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ポールを4段すべて伸ばした状態。雲台上面までの高さは実測約1672mm。ポールを揺するとかなりフラフラ揺れます。風が強ければ多分イチコロ。

「Pole Pod EX」をやめて「Pole Pod II」にしたのは、「EX」は三脚部にプラスチック部品が多く、「II」に比べ剛性に不安があったこと。

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そして、三脚の脚の形状と素材的に、「II」は三脚の石突きを自分の足で踏んで揺れや転倒対策ができると思ったこと。「EX」ではこんな芸当は無理です。

重量的には重くなります。三脚の機能的には重い方が良いし、運搬時は軽い方が良い。悩ましい問題ではありますが、自分は剛性と脚の使い勝手を選びました。

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「Pole Pod II」を一脚として使う場合は、ポールの自由雲台が付いていた側のネジを外し、代わりに付属の石突きをねじ込みます。

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逆のミニ三脚にねじ込んでいた側のポール先端には、外したネジをこちら側にねじ込み自由雲台を付けます。それか、カメラ用の短いネジをねじ込んで、直接カメラを付けます。

一脚で使うときはミニ三脚と連結していたのとは逆さに、太い方のスポンジグリップ部を上にして使うことになります。必要に応じて先端部のリングに付属のハンドストラップを装着します。

この辺の仕組みはSLIKの「スタンドポッド7」の対応の方がずっとスマートです。なんでこんなに面倒くさい方式を採用したのだろうか?これだけが唯一の残念賞です。

最後にまとめ。
自立型一脚のメリットは、
・狭い場所でも最小限の専有面積で設置できます。
・設置の手間が三脚に比べ少ない。
・三脚に比べ重量が軽く、運搬がラク。
・意外と背の高い製品があり、人垣の後ろからでも撮影できます。

逆にデメリットは、
・接触で簡単に倒れる。風が強い屋外ではカメラから手が離せません。

「Pole Pod II」のように製品によってはミニ三脚と一脚が一度に手に入るメリットもありますから、2台目のサブとしては賢い選択なのではないかなと思います。

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加茂荘花鳥園・展示温室編

< 庄屋屋敷加茂荘編からのつづき >

庄屋屋敷加茂荘の次は展示温室へと行きます。

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加茂荘の土間の奥から外に出ることができます。その先は竹林の美しい道。

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目の前が開けると菖蒲園の入口付近に出ます。建物の手前の入口に入ると展示温室へ繋がっています。

この入口の中に無料のカモの餌が、カップに入って用意されています。
来た時のカモの行動に合点した自分たちは、1つずつカップを取って餌をまいてあげました。

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入口から入ると、そこは鳥の展示スペースになっています。

2匹のフクロウが木の切り株にとまっています。柵とかないし、動かないから剥製かと思ったら、近づくと首を180度回転させます。
他にもガラスで囲われた檻にいろんなフクロウが展示されていました。

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さらに奥へ進むと広く明るい温室に入ります。一番奥にテーブルが並べられた飲食コーナーがありました。

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休憩がてら「和風ミニパフェ」を注文することにしました。

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他にもいろいろな食べ物やドリンクを用意されているようです。

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食べたのは「和風ミニパフェのミックス」。ソフトクリームは、抹茶・バニラ・ミックスの3種類の中から選べます。

クリームの下は、わらび餅とほどよい塩加減のあんこ。上から掛けられているのは黒蜜で、希望によって掛けて貰えます。グラスの外に伝って流れてしまうのがもったいない。

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天井からぶら下げられた花を眺めながらパフェをいただけます。

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ハリスホークの琥珀ちゃん。生後1ヵ月で、まだ赤ちゃんなのにずいぶん大きい。

この日からフライトトレーニングの様子を毎日13時から行われます。あいにくその前に帰ってしまったので見ることはできなかったけど。

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いろいろなアジサイがてんこ盛りの「アジサイヒルズ」。バリエーションは先日行った本勝寺以上。

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加茂荘花鳥園オリジナルのアジサイ栽培が行われていて、「加茂セレクション」というブランドで展示販売も行われています。

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その中の「ダンスパーティー」という品種。ピンクの花はアルカリ性の土が必要で、鉢植えでないと色を保つのが難しいそうです。

約2時間ちょっと午前中の時間を楽しんできましたが、もう少しじっくりと見て回れば1日中でも楽しめそうな場所でした。

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加茂荘花鳥園・庄屋屋敷加茂荘編

< 菖蒲園編からのつづき >

ひととおり菖蒲園を見た後、今度は庄屋屋敷加茂荘を見て回ることにしました。

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庄屋屋敷加茂荘には、蓮池のはずれ辺りから入ることができます。

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門の前に来たら、カモの親子がやって来ました。親ガモ2羽と小ガモが5羽の家族のようです。

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門をくぐって左手に見える入口は、大名やお殿様が駕籠で乗り付けるための玄関。
下々の者や見学者はさらに右手、木々に隠れているあたりにある別の入口から入場します。

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門の所に掲示されていた由来書。加茂家はかなりの大庄屋だったことがうかがます。

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門からまっすぐ進んだところにある納屋の入口。

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上の写真の「どうぞ中に入って御見学下さい」と標識が出ている小屋に入ってみました。

カミさんによると右下の板が2枚渡してある穴はトイレだと。

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奥の納屋にも入ってみた。

入口から右手の方は郷土博物館のように古い農機具などが無造作に置かれていました。

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左手の方には桶が並べられていました。この奥は母屋の土間に繋がっています。

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先ほどの庭に戻り、建物に沿って進むと入口に出ます。

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中に入るとヒンヤリと涼しい。入口すぐ右の壁には傘と蓑が掛けられていました。

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その反対側から座敷に上がることができます。

この屋敷は、2階は現在も住まいとして使われており、1階だけが一般公開されているそうです。この日は他に誰もいなくて貸し切り状態で回ることができました。

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先ほどのお殿様が上がる玄関に繋がる廊下は、木の幅や表面の仕上げが他と明らかに異なります。

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お殿様が宿泊される部屋。

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一段高くなったブロックがあり、天井の造りも凝ったものになっていました。

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中庭には池。

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ぐるっと回ってくると最初に入ってきた入口に続く広間に出ます。

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上の写真の右手奥から広間を臨む。

向かって左の方に入口があります。右手の障子の外には中庭の池。

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その後ろの土間にあるかまど。

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同じ場所から入口を臨む。

中央右にある大黒柱はケヤキだそうです。そして梁は松。その太さや複雑に組み合った構造に圧倒されます。そして、係の女性と比較して床がかなり高いのがわかります。

しばらく係の方の説明を聞いていたら、新たな観光客が入ってきました。次へ移動することにしました。

< 展示温室編へつづく >

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