BESV JR1の不具合対策をメーカーにお願いした

今年の8月頃からBESV JR1のモードチェンジができなくなるというトラブルがあり、自転車屋さんはHMIディスプレイやモードチェンジスイッチの交換で対応してくれた。
交換されたスイッチは今までのものから構造に変更があり、ボタンが外れやすいという別のトラブルの種が、オマケで付いてきた。

ブログを読んでくれているJR1ユーザーの方からも「ボタンが外れて困るので改造した」というコメントをいただいた。
ボタンははめ込んであるだけなので、手癖や何かの弾みで外れやすいのだと思う。

ひとりで不満を抱えていても仕方がないので、改善要望を修理をしてくれた自転車屋さんにも伝え、メーカーさんにも公式サイトのお問い合わせフォームから送っておいた。

そしたら丁寧な返信をいただいた。

僕は製造コスト的な理由での仕様変更だと思っていたが、従来仕様ではボタンが外れただけでHMIディスプレイも一緒に換えなくちゃならなくて、保証での交換なら良いが、転倒などユーザー過失で交換すると修理代が高額になる可能性がある。

ボタンが外れても安価なボタンの交換だけで済み、修理が簡素化できるメリットがあるということで現在の仕様に変更したそうだ。

ボタン部分に「+」「ー」の表記を追加し、ボタンも少し大きくなってクリック感も改善されているようだ。

ボタンが頻繁に外れる場合、ボタンの裏側中央付近にあるピン状の突起が折れ、土台側に残っていると固定できずに外れやすくなる事例があるそうだ。

その際の対応は一旦スイッチのクランプを外し、裏側から詰まっているピンの破片を取り除く。
まあ、この方法は応急修理で、ピンが折れてしまっているのでボタンを新しいものに交換しないとまた外れると思うけど。

現在の仕様ではHMIディスプレイから直接スイッチが生えた一体型だが、ケーブルを切り離せるような仕様に変更し、不良部品のみを交換できるようにすることも考えられているそうだ。

いただいた返信の最後に「改良に関する意見を聞きたい」というようなことが書かれていたので、こちらから図々しく他の要望を書いて返信してみた。

僕のJR1は2019年2月納品のモデルなので、「後輪のナット止めをアーレンキーでも外せるようにして欲しい」「モーターに接続しているケーブルをフレームにとめているタイラップをやめて、工具なしでできるようにして欲しい」という要望を送った。

この2件の要望は2019年春頃には仕様変更されていて、ナットは8mmアーレンキーに対応し、タイラップもマジックテープに変わっていると返信をいただいた。
なおかつ、希望があればナットとマジックテープを送ってくれるというありがたい言葉が添えられていた。

で、また図々しく申し込んだらすぐにパーツを送っていただけた。しかもスペアのボタン1組も同封されていた。

8mmアーレンキーと15mmスパナに両対応した新仕様のナット。

左が従来の15mmスパナ対応のナット。右が8mmアーレンキーにも対応した新ナット。
六角穴が彫られている分少しデカい。

従来ナットの取付状態。

新ナットの取付状態。

手持ちの8mmアーレンキーと15mmスパナではあまり大きさが変わらない。サドルバッグに入れておくにはどちらも変わらないかな。
緩めたり締め付けたりするのは15mmスパナの方が滑りにくいし、力が入れやすい。

モーターケーブルのタイラップは出先で切ることが面倒なのでビニールタイに付け替えていた。

いただいたマジックテープで巻いてみた。
タイラップが付けてあったホールには入らないので巻いてあるだけだが、横に移動してしまうかも知れない。

今回のやり取りでJR1ユーザーにとって有益な情報があったので、BESV JAPANの中の人にブログへの掲載をお願いしたところ、気持ちよく許可をいただいた。また、パーツまで送っていただき感謝します。

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