SONYのアクションカメラHDR-AS100Vでサイクリング動画を撮っています。
いつも進行方向ばかりの動画で単調なので、たまに風景のカットなどをインサートしています。
昨日エントリーしたムービーでも後方のアングルを入れてみましたが、1台のカメラで付け替えて撮影するのはとても面倒。そこでサブカメラを調達しました。
手に入れたのは「MUSON MC2」。いわゆる格安GoProもどき中華アクションカメラです。
GoProもどきのアクションカメラは、「SJCAM」という性能そこそこのコピー商品が出て、さらにSJCAMもどきの格安品が出るという、まさに玉石混淆状態。
今では星の数ほどのブランドが存在し、どれが良いのか良くないのかわからない。そもそもブランドはたくさんあるが、メーカーは同じじゃないかと思えるほどどれもソックリ。
それでも詳しく調べるとソフト的な違いもあるようで、たいていのカメラは10分ごとくらいに動画ファイルが細切れになるようですが、繋ぎ目がスムーズなもの、少しフレームが重なるもの、若干フレームが抜けるものもあるらしい。
今の主流は4Kですが、ほとんどオマケ程度という評価が多い。
「MUSON MC2」も4K25fpsが撮れる。自分的には1080p60fpsが撮れれば充分。正直言うと、最近は長時間録画するために1080p30fpsで撮影しています。
一応購入前にYouTubeでMC2ユーザーのムービーをチェック。開梱動画も多くあったが、それより実撮影動画が重要。
ちょっと前のもどきカメラの画質に比べ、発色も含めかなり良くなってきているのに驚きました。
動画の品質の他に、候補にはリモコンが付属していることも必須条件としました。
ほぼWi-Fi対応が標準装備になっていますが、自分の場合はカメラの複数運用が前提です。Wi-Fiはモニターの無いHDR-AS100Vに割り当てていますから、いちいちwi-Fiを他のカメラに繋ぎ替えるのは面倒くさい。
HDR-AS100VはWi-Fiで、MC2はリモコンで運用する予定。それにHDR-AS100Vは常時録画、MC2はスポット録画の予定です。
候補を絞り込んでしばらくしたら、Amazonのタイムサービスに出品されました。通常価格8,280円のものが6,968円になりました。ポチッとした。
MC2はカメラとアクセサリーをまとめて収容できる専用ケース付き。HDR-AS100Vは裸で保管しているので、細かいものを散逸しにくくてありがたい。
ケースの中は付属のアクセサリーがてんこ盛り。
開梱時の写真を撮っておかないと、後からどこに何を入れたら良いか分からなくなります。
ケースから中身を出して並べてみました。
写真左上から横へ、MC2本体、防水ケース、ハンドルパイプマウント、クイックリリースバックル小、クイックリリースバックル大、三脚アダプター、ネイキッドフレーム用マウントアダプター。
2段目、延長アーム1、延長アーム2、延長アーム3、ネイキッドフレーム、スリット付きバックドア。
3段目、ネイキッドフレーム用クリップアダプター、クイックリリースホルダー2個、バッテリー充電器、バッテリー(本体にも1個挿入済み)、リモコン用2032リチウムイオン電池(リモコン本体にも1個挿入済み)、リモコン、クリーニング布。
4段目、サポートベルト小2本、サポートベルト大2本、リモコン用ベルト、充電用USBケーブル、結束バンド4本、脱落防止ワイヤー。
取扱説明書が日本語なのもありがたい。
Google翻訳的な怪しい日本語じゃないのは評価が高いが、内容は簡易で、もう少し詳しい説明があれば完璧。
MC2本体前面。
正面のボタンは電源とモード切り替えボタン。電源ONすると上面の白い電源ランプが赤く点灯します。
ボタンを押すたびに電源ON→ビデオ撮影モード→写真撮影モード→連写モード→タイムラプス撮影モード→設定モードをループする。ボタンを長押しすると電源OFF。
電源ボタン横の白いランプは充電ランプ。充電時に青く点灯。充電が完了すると消灯します。
上面のボタンはシャッターと設定時などのOKボタン。動画撮影時は電源ランプが赤く点滅します。
側面のボタンはアップ/ダウンボタン。設定時の項目移動や再生時の移動ボタンなどに使用します。
背面のディスプレイはカラー2インチ。
側面の端子は、上側が充電用USBポート、下側はHDMIポート。
USBケーブルをパソコンと接続すると電源が入り、充電を開始する。パソコンにはマウントされなかったので、ファイルの取り出しには対応していないようです。
電源を落としても充電は継続するのに、なぜ接続と同時に電源ONさせてしまうのか謎仕様。
底面には電池ケースのフタがあり、爪で引っ掛けて持ち上げて外します。フタは本体から完全に分離します。
なお、MUSON MC2には外部マイクを接続する端子はありません。僕はこいつで音を録る予定はないので困らないのですが、ググると世の中には分解して接続端子をDIYする猛者もいらっしゃいます。
いつものように森永キャラメルとのサイズ比較。
MC2はHDR-AS100Vより小さいが、リモコンがやけにデカい。半分くらいの大きさで充分なのに。
リモコンは、赤ボタンで写真撮影、グレーボタンでビデオ録画のスタート/ストップ。
赤ボタンを長押しすると本体の電源OFFができます。当然であるが、電源ONはしてくれません。
防水ケースは完全密閉なのため、本体マイクで音声を拾うことが難しい。そのため、バックドアをスリット付きのものと交換して対応します。
しかし、ケース材質が多分ポリカーボネートだと思われるが、堅くて、破損が怖くて外せませんでした。
クリップアダプターは最初どのように使うか分からなかった。クリップを嵌め合わせる相手が分からなかったからです。
結局ググって調べたら、ネイキッドフレームと嵌めあわせ、ベルトなどに止めて使うようです。
ネイキッドフレームは上下に1/4メネジが付いていて、付属のネイキッドフレーム用マウントアダプターを介してマウントに取り付けます。
ネイキッドフレーム用マウントアダプターはGoProアクセサリーを普通のコンデジなどで流用するときにも使えます。
クイックリリースバックルはクイックリリースホルダーと組み合わせて使用します。
クイックリリースホルダーの裏面は両面テープのようなものが貼られていて、サーフボードやヘルメットに貼り付けるか、付属のサポートベルトで固定します。
延長アームは大小1個と90度向きを変えるアーム1個が付属。カメラをマウントするアームは、クイックリリースバックルに付いているものを使います。
ハンドルなどのパイプにカメラを設置するためのマウント。
直径22.2mmのマウントバーには余裕で取り付け可能ですが、アームのネジ長さの都合で最大24〜25mmくらいか?
左はMC2を一般的な三脚に取り付けるためのアダプター。右はネイキッドフレームをマウントするためのアダプター。
ベルト類。下のベルトはリモコン用。その下のワイヤーはカメラの脱落防止のもの。
Amazonの商品ページでは900mAhでしたが、実際に商品に付属してきたバッテリーは3.7V 1050mAh 3.885Wh。本体と予備で2個付属。
カタログスペックの撮影可能時間は、1080p30fps時に1.5時間。
バッテリーを抜き、モバイルバッテリー給電での撮影も試してみた。モバイルバッテリー接続中は充電ランプが点灯し、録画や再生に成功しました。
バッテリー充電器。背面にUSB端子があり、MC2本体と共通仕様。
microSDカードは液晶ディスプレイ側にラベル面が来るように挿入。
使用できるmicroSDカードは、16GB〜32GBのClass10対応のもの。本体といっしょにTranscendのものを注文しました。
USBケーブルを挿してもパソコンにマウントしないので、写真や動画ファイルはmicroSDカードをカードリーダーで読み込むしか方法はないようです。
ちなみにカードの中は「PHOTO」フォルダー内にJPEGデータ、「VIDEO」フォルダー内に動画データが入っています。
動画データはMOV形式で、10分毎のファイルに分割して記録されます。繋ぎ部分の駒落ちや重複はないようです。
ビデオモード時のディスプレイ画面。
設定画面。
項目はアップ/ダウンボタンまたは電源ボタンで移動します。シャッターボタンで項目を選択し、シャッターボタンで項目を決定します。
通常は項目選択で前画面に戻りますが、日時設定のように戻る術がないときは、電源ボタンで前画面に戻ることができます。
ディスプレイが付いているので、録画や撮影したデータを撮ったその場で見ることができます。
再生は、設定モード以外の画面で側面のアップボタンを押すと再生モードに切り替わります。
電源ボタンで再生するものを選択しますが、ビデオ→写真→設定モードに切り替わってしまうため、もう一度ビデオを選びたいときは、もう一度再生モードに切り替えなければなりません。
選択はシャッターボタン。複数の動画や写真がある場合は、アップ/ダウンボタンで切り替えます。
また、ビデオの場合はシャッターボタンで再生スタート。アップ/ダウンボタンで早送り、巻き戻しができます。ボタンの割り振りが不明ですが、画面表示では終了や一時停止も可能のようです。
再生モードから脱出は電源ボタンでします。
電源、シャッター、アップ/ダウンボタンの4つのボタンですべての操作を行っているので、困ったら使っていない方のボタンを押してみるという使い方しかありません。
取扱説明書には細かなところがすっ飛ばしてあるのでトライ&エラーしかない。
昨日のエントリーで大井川から浜松御前崎自転車道のサイクリングを予定と書きました。
カメラのテスト撮影がてら、浜松御前崎自転車道を浜岡から掛塚橋までの走破というプランも良いかなと思っています。
9月10日(日)、新作ムービーを撮りに潮騒橋と駿遠線軽便鉄道跡へサイクリングに行ってきました。
いつもの定番コースだけど、この日は行ったことがなかったJR袋井駅南口へ行って、そこから可睡斎でジェラートを食べて、さらに走ったことがない道で宇刈地区に出て帰ってくるというルートです。
走るルートが違うだけでムービーに新鮮みがないように感じてきたので、リアハブにアダプターを付けて後方撮影も試してみました。
カメラホルダーが1個しかないため、ハンドルから付け替えたけど、毎回やってられないからバック用カメラが別にあると良いなと思う。
潮騒橋が工事中だったのは予想外。ずっと前から橋の上にトラ柵が並べられていましたが、やっと工事が始まった、という感じ。
トラ柵があった方だけでなくて、両側ともしっかりした欄干に付け替えられるようです。
潮騒橋ではインターバル撮影もしてきました。これは最初から予定していたことなので、途中で時間潰し用の缶コーヒーを調達しておきました。
インターバル撮影は5秒間隔に設定。しかし、秒30フレームで計算して最低30分は撮らないといけないのに、予定した場所で撮影できなくて座る場所もない。時間を潰すのに困りました。
腰を据えられるような準備も必要だなぁ。
自転車を三脚代わりにするため、後輪ブレーキレバーを先日手に入れたZ LOKでロック。
自転車が動かないから安心して撮影できます。
海岸に大勢人が出ているな、と思ってカメラを望遠にして覗いたら、手にゴミ袋。海岸の清掃活動をやってられたようです。
自転車道は浜岡側へ100mほど行ったら(いつものように)路面が砂で埋もれていました。
今度の3連休(って、もう次の土曜日)は、もう一度大井川リバティーに挑戦する予定。
ルートを少し変更して、帰りは浜岡から自転車道を通って潮騒橋に出るつもり。多分連休初日ならば砂が排除されているはず、と期待。
撮影していたら、トンボが大量に飛んでいました。もうすっかり秋だね。
空も高く、暑さもひところより和らいで、サイクリングシーズンです。
「いごおか」駅で休憩。
看板に付いてたQRコードをアクセスすると、「駿遠線のご案内」というホームページを見られます。
昭和42年当時の駅の様子をムービーで見られますが、駅のまわりには何もない。
可睡斎で食べたジェラートは、「マンゴー&パッションフルーツソルベ」にオマケは「ラムレーズン」。意外と合うコンビネーション。
門前の「ジェラートげんき」に着いた時、珍しくサイクルスタンドには先客がぶら下がっていました。しかも4台。皆さんご近所さんのようです。
迷走距離:64.33km Av:19.19km/h
2017年9月9日 アクセサリー
TIOGAのロード用輪行袋 RoadPod VP
名古屋に住んでいた頃はクルマを持っていたので、ちょっと遠いところもパーク&ライドしてサイクリングしていました。
最近はあまり長い距離を走っていませんが、100kmくらいは走れそうなので、家から行ける範囲で楽しんでいんだけど、でも浜名湖とか渥美半島とか、ちょっと決断を要する所へも行ってみたくなり、電車で移動するための輪行袋をとりあえず用意してみました。
輪行なんかしたことなくて、実行に移すことさえハードルが高いけど、初心者でも易しそうな「TIOGA RoadPod VP」という輪行袋を入手しました。
「TIOGA RoadPod VP」の特徴は、袋の中にホイールを入れるための内ポケットが付いること。ホイールをフレームに固定する作業が若干軽減できるようです。
収納ポーチに入れればボトルケージに収まるサイズのようですが、キャメルバックのポディウムチルボトルよりはデカい。
収納ポーチの中には、本体の袋の他にホイールとフレームをまとめるためのバックルベルト1本、ショルダーストラップ(オス・メス角1本)、それにリアエンドホルダーが付属します。
この他に取扱説明書が収納ポーチに入っていました。
輪行袋のサイズは縦900mm×横850mm×奥行き200mm。70デニールナイロンの自転車を立てて収納する縦型ロード用です。
リアエンドホルダーが付属していることは知っていましが、実は輪行計画はかなり以前から計画していて、既にオーストリッチのリア用エンド金具を持っていました。
今回は新たにフロント用エンド金具を新調しました。
他に用意したものは、スプロケット用のフリーカバーとチェーンカバー、肩パッド。いずれもオーストリッチの製品です。
それから、ダイソーで35cmのバンジーコード。
本来はバンジーコード2本をクロスさせて荷物を固定するためのものですが、バラにしてチェーンフックとして利用します。
同じくダイソーの「マイクロファイバー厚手雑巾」。フレームの傷防止用カバーの代用です。
フレームに巻き付けた「マイクロファイバー厚手雑巾」を固定するために、ダイソー「面ファスナー配線ベルト」。
長さが237mmのものですが、もう少し長くても良かったかも。
準備が整ったところで、予行演習をしてみました。
輪行袋を取り出す前にボトルケージに入れてみました。
ケージに入ることは入るが、長すぎて走行中に落としそうです。
サドルレールにも取り付けできるようにポーチにベルトが付いていますが、脱落防止のためにもフレームに巻き付けた方が良いかも。
バンジーコードでチェーンを引っ張ってみました。
チェーンカバーを被せてみました。慣れないと瞬く間に手が汚れます。
ワールドサイクルの情報ページを参考にしていますが、掲載されている写真ではもっとリアディレーラーが起きています。
これでは立てた時に床と接触しそうだ。もっとチェーンにテンションを欠けた方が良いのかも。
チェーンをエンド金具のシャフトの内側に通すという技も知っていますが、やってみたら意外とたいへん。チェーンを引っ張りながらリアディレーラーエンドに入れるのは難しい。
フリーカバーを被せてみたら全部をカバーできない。
ローギアが30Tで大きいせいかと思ったけど、クイックシャフト抜いていなかった。
でも抜いてもカバーできない可能性もあるけど、このままポケットに入れるから良いんだけど。
とりあえずBANANA号が収まった。そして、予行演習をしてみていろいろ課題も見つかりました。
ポケットにホイールがスポスポ入るイメージがありましたけど、タイヤの摩擦で意外と入ってくれません。
そもそもBANANA号に普段付けているサドルバッグが付いた状態では収まらない。ペダルやバッグミラーも付けたままだと厳しかった。
フレームサイズが小さいから入るかもと思ったけど甘かったようです。
身長162cmの男が担いだ状態。
バンジーコードを分解したり、アレーンキーを取りに行ったり、サドルバッグを外したり、バッグルの長さを調整したり、予期せぬ問題解決で予想外にパッキングに時間が掛かってしまいました。
これでは電車に乗り遅れてしまう。
何回か訓練して、自信がついたら本番に挑戦したいと思います。
2017年9月8日 アクセサリー
結束バンドのような「HIPLOK Z LOK」
サイクリングの時、コンビニなどでちょい駐めするときに便利なワイヤーロックを買いました。
HIPLOKの「Z LOK」というワイヤーロックです。
2本組みで販売されていて、レッド・ライム・グレーの3色ラインナップされています。ホントはレッドが欲しかったのですが、手に入れたときはグレー以外欠品していて断念。
Yahooショッピングのン倍ポイントは期限が短すぎて、使いどころに困ります。
パッケージの中は「Z LOK」が2本と共通のカギ1個。全長420mm、重量20g。
「Z LOK」は結束バンドのように先端を反対側のスリットに通してロックします。
結束バンドのような構造なので、どの位置でもロックできます。だから普通のワイヤーロックのように余りが出て、自転車がブランと傾く心配がないくらいに締めることができます。
サッと差し込んでキュッと締めるだけなので、ロックするのにそんなに時間を要しません。
ロックは一方通行なので、緩めたりロックを外すときはカギを先端のカギ穴に差し込む。
カギ穴は両面にあり、どちらからでも挿入できます。これは意外と重要で、無理な姿勢で解錠しなくても良くなったり、いろいろなケースに対応できます。
デメリットはカギが共通なので、同じカギを持っている人に対して無防備。鍵穴も超単純なので、道具さえあれば誰でも解錠できます。
だから使用はコンビニ休憩などの短時間駐輪に限られます。それで1本より2本ということなのか?
鍵穴の構造や感触も微妙なので、使ううちに差し込みにくくなる可能性があります。
一応ナイロン皮膜の中はステンレスプレートで、切断にはそれなりの強さがあるようです。
しかし、それとトレードオフするように、使わないときは意外と小さくまとまらない。プレートのコシが強靱であるため仕舞う場所に難儀します。
先端を差し込むときは平らの方から差し込みます。逆からはつかえて差し込むことができないのですぐ分かります。
地球ロックする相手がポールなんかだと、ロックも撤収も時間がかからず便利。
やっぱりグレーだと盗難抑止効果は低いかも。汚れが目立たないというメリットもあるけど。
手持ちのロックはすべてナンバー式にしていたので、カギを持ち歩くことになってしまったのが、ちょっと鬱陶しい。出先で紛失したら最悪だ。
2017年9月8日 サイコン&ライト
Wahoo RPM SPEED & CADENCE センサー
GPSサイクルコンピュータ「Polar V650」をサイクリングのお供にするようになってから10ヵ月が経過しました。
以前のエントリーにも書いているとおり、トレーニング目的やハードモードのサイクリストではないので、V650には速度と走行距離、走行時間、それに道案内してくれる地図があれば充分です。
その程度の需要ですから、スピードセンサーやケイデンスセンサーを取り付けず、GPSだけで速度などを計測していました。
しかし、GPS計測には困った問題がありました。それは、自転車を降りてV650を持って歩いているだけで計測してしまうこと。
目的地などで観光や休憩中に歩いている間もデータを計測されるため、走行距離も時間も長くなり、平均速度は下がる。キャットアイのサイコンを外せない理由でもありました。
メーカーに問い合わせたら、オートストップ機能の一時停止とフロントボタン長押しの一時停止は動作が異なり、フロントボタン長押しの場合は解除しなければ停止状態が継続するという回答でした。
しかし、それから何回か確かめましたが、フロントボタン長押しでも勝手に一時停止は解除され、歩く速度で計測しています。
オートストップを解除させるしきい値を歩く速度以上に上げれば良いかも知れませんが、通常走行時にはその分のデータをロストすることになります。それでは問題解決になりません。
そこでGPS計測は諦め、センサーで計測し、手持ち歩行時の動作を確かめることにしました。
昨日のサイクリングでお試ししてきたのは、新たに搭載したスピード&ケイデンスセンサーの動作テストだったのです。
V650はBluetoothに対応するセンサーであれば良いはず。純正センサーが一番良いのだろうけど、純正品はバッテリー交換ができず、はやい話し使い捨てです。なので却下。
キャットアイやトピークなど、サードパーティー製品がいろいろある中、選んだのは「Wahoo RPM SPEED & CADENCE センサー」。
この製品の良い所は二つあります。一つはBluetoothとAnt+両対応であること。
万一Ant+対応のGPSサイコンに買い換えたときもセンサーは流用できます。
もう一つは、センサーにマグネットを使用しなくてもよいこと。
最近のガーミン製センサーも同一仕様だが、スピードセンサーは前輪ハブに巻き付け、ケイデンスセンサーはクランクに貼り付けるだけで計測します。
スピード・ケイデンス一体型センサーの場合、チェーンステーに取り付けるものが一般的です。キャットアイのV3もそうですが、何度結束バンドが緩み後輪に巻き込んだことか。
チェーンステーの太さがテーパーになっているため、走っているうちにズレて、結果的に結束バンドが緩んだ状態になるのだろう。
後輪に巻き込んだセンサーを弾き飛ばし、行方不明になって買い直したこともあったっけ。
そんな悩みを一挙に解決してくれるすばらしい仕様なのです。
「Wahoo RPM SPEED & CADENCE センサー」が世に出たのはちょっと前なのだが、Wahoo製品を扱う日本代理店があまり積極的でなく、日本国内での扱いがケイデンスセンサーはともかく、スピードセンサーが入手困難でした。
今年になって代理店がアキコーポレーションに変わり、カタログにもリストアップされました。しかし、期待ほどどこでも買えるという状況にはなりませんでした。
先日名古屋へ入ったときにY’sロードへ行ってきましたが、在庫はおろか、Y’sロードでは多分扱わないという話しにがっかりしました。
海外通販も考えましたが、サポートも考慮し、唯一国内通販している山口県の「自転車館びーくる・楽天市場店」から取り寄せることにしました。
なお、「自転車館びーくる」は1万円以上の注文で送料が無料になります。あと少しで1万円という売価なので、送料を出すよりCO2ボンベなどで金額調整した方が賢い。
パッケージの中身は、写真左からクランク取り付け用結束バンド、スピードセンサー、スピードセンサー用マウント&ストラップ、ケイデンスセンサー、ケイデンスセンサー用シューズクリッピングマウント、ケイデンスセンサー用シリコンマウント、ケイデンスセンサー用両面テープ、重要事項説明書とクイックスタートガイド。
クイックスタートガイドにはセンサー取り付け後のスマホとの接続方法が記載されています。
しかし、ハードウェアの取り付け方法などの説明は一切なく、パッケージの裏に申し訳程度に取り付け後のイラストがあるだけです。
あまりの簡素振りにビックリ。メーカーホームページに英語版のガイドがあるのが救いです。
> スピードセンサーのSET UPガイド
> ケイデンスセンサーのSET UPガイド
英語の苦手な人のために以下に取りつけ方法を書いておきます。ただし、自分はスマホで使わないので、計測機器との接続説明はV650についてだけ。スマホで使う場合はご自分で調べて。
スピードセンサーはスピードセンサー用マウント&ストラップとセットで使用します。
スピードセンサー用マウントはプラスチック製のマウントとゴム製のストラップに分離します。
マウントに「Wahoo」ロゴが開口部から見えるようにセンサーを差し込む。その際、ストラップを引っ掛けるフックが下側になるようにします。
マウントとストラップを合体。マウントのスリットに3本のストラップがしっかり収まるように。
マウントと合体したセンサーを前輪ホイールのハブに巻き、マウント下部の2つのフックにストラップ引っ掛けます。
ホイールを回転させ、センサーがフォークなどに接触していないか確認します。
ケイデンスセンサーの取り付け方法は3種類あります。
一つは、両面テープを直接センサー背面に貼り、そのままクランクに貼り付ける方法。
二つ目は、シリコンマウントに入れ、クランクに結束バンドで固定する方法。
三つ目は、シューズクリッピングマウントをサイクルシューズの甲にベルクロテープで固定し、センサーを取り付ける方法。
一つ目の方法は両面テープが剥がれ、いつの間にかセンサーがエスケープする可能性があります。
三つ目の方法は自分はサイクルシューズ持ってないし、スニーカーに付けるとしてもベルクロテープのようなものは自分で用意しないといけない。
自分は二番目の方法を採用しました。
シリコンマウントに「Wahoo」ロゴが奥になり、背面が見えるように挿入します。
付属か手持ちの結束バンドをシリコンマウント左右にあるスリットに通し、チェーンリングがついていない側のクランクの裏面に仮取めします。
クランクを回した時にセンサーがチェーンステーに干渉しないことを確認してから結束バンドを本締めします。最後に結束バンドの余った部分をカット。
クランクもテーパーがついているものがあるので、使用中にズレる心配が少ない場所に付けるか、両面テープで補強すると良いかも。
シューズの甲に取り付ける際は、マウントとサイクルシューズのベルクロテープが直交するように取り付けます。
センサーはスリットの横から水平に挿入し、90度にひねって固定します。Wahoo」ロゴの「w」か「o」がつま先に向かうような状態になります。
自転車にセンサーを取り付けたら、次の作業はV650とのペアリング。
- センサーを取り付けた前輪、またはクランクを回してセンサーを起動させます。起動するとインジケーターが青く点滅します。
- V650を起動し、設定 > 基本設定 > ペアリング > 「新デバイスをペアリング」を選択。
- 「デバイスを検索中」と表示され、センサーを認識すると「WAHOO SPEED 1982」、または「WAHOO CADENCE 2C60」が表示され、それらを選択します。
- 「ペアリング中」と表示され、次に設定する「バイク」を選択します。
- 「ペアリングに成功しました」と表示されたら「OK」をタップします。
「ペアリング」画面で「ペアリング済のデバイス」を選択すると、ペアリングしたセンサーと設定バイクの組み合わせを確認できます。
ペアリングを解除する場合は、「ペアリング済のデバイス」でバイクの組み合わせを選択し、次の画面で「ペアリングを解除」を選択します。
設定 > 基本設定 > バイク設定 でセンサーが設定されていることを確認できます。
実際の走行では、V650を起動し、GPS衛星の捕捉完了と同様に、センサーを認識するとスタート画面下部のアイコンの円が点滅から点灯に変化します。
ペアリングが完了していれば、V650をセンサーに近づけるだけで「ピッ」と鳴って認識します。
最初の乗り始めは衛星の捕捉と同じように、認識するのに若干時間がかかります。しかし、計測中は、休憩後でもあまり意識しない程度で接続してくれるようです。
写真は4番目のアイコンがケイデンスセンサー、5番目がスピードセンサー。
ケイデンスセンサーをペアリングしたら、画面にケイデンスの項目を表示させることを忘れずに。
V650の表示は若干タイムラグがあり、加速中などもV3の表示と隔たりがありますが、巡航状態になるとほぼ誤差程度といった感じ。
V3 走行距離:26.78km 走行時間:01:31:55
V650 走行距離:27.14km 走行時間:01:29:12
写真は「polar frow」のログ画面。ちゃんと動作していたことがわかります。
さて、肝心の歩行時の計測状態ですが、歩行は櫓の上下移動ばかりだったのであまり良く分からない。
走行時間もV650の方が短いので、見た感じ歩行時には計測していないように思えますが、さらに追跡調査したい。
パッケージを開けたときにビックリしたのは、センサーが活きていたこと。
100均商品でも普通バッテリーが通電しないようにスペーサーをかましているのに、こいつはパッケージから取り出すとピカピカ点滅。
商品が手元に届いたときにはバッテリーが消耗している可能性があるので注意。
バッテリーは本体横のスリットにコインを入れ、ひねって蓋を開けます。バッテリーはCR2032を1枚、+側を表に向けて入れます。
あと、最初にパッケージを開けてセンサーをいじっていたときは、スピードセンサーもケイデンスセンサーもピカピカ光っていたのに、ケイデンスセンサーだけシリコンマウントに入れた直後から光らなくなった。
その後、マウントから出して振っても光らない。電池を入れ替えた直後だけ光り、そのあと沈黙。もちろん電池を新品に替えても状態は変わらず。
初期不良かと買ったお店に電話したら定休日。アキコーポレーションは連絡先わからず。
やることないので、とりあえず自転車に取り付け、V650とペアリングさせたら無事成功。いったいなんだったのだろう。
どうせ走っているときはインジケーター見ないし、見えないからいいんだけど。ちょっと不安。
「Wahoo RPM SPEED & CADENCE センサー」はそれぞれのセンサー単独でも販売されている。ただし、バラで買うよりセットの方が少しお安い。
僕はスピードセンサーだけでも良かったのだけど、あとから悔しい思いをするのも嫌なのでセットにしました。
<2017年9月13日追記>
先日の日曜日、サイクリングに出掛けて20kmくらいの地点で、V650の画面にスピードセンサー電池残量警告が表示されました。
V650のアラートって一瞬表示されるだけなので、内容の理解が追いつかないことが多い。
出荷段階から電池の消費が始まっているため、入手した時点で電池が消耗している可能性は予想していました。しかし、テスト走行27kmを合わせて50kmも使っていない状態では速すぎだろう。
それから20kmほど走って電池が切れることはありませんでしたが、念のため休憩に寄ったコンビニで替え電池を準備しました。
その後、再び警告が表示され、その時ははっきり警告を確認できました。残り50%だと。
残量警告を出すのも速すぎだし、入手した時点で電池残量50%というのも何だかな。
いや、ひょっとしたら電池バカ食いのセンサーなのかも知れない。
<2018年11月27日追記>
ケイデンスセンサーの具合が悪く、認識できないことが多くなってきたのと、他メーカーから安価な同種のマグネットフリータイプのセンサーが登場するようになったので退役させることにしました。
新しく装着したセンサーは「XOSS ケイデンス&スピードセンサー」。こいつは1つの機体でケイデンスセンサーにもスピードセンサーにも切り換えて使えます。
まだ使い始めてひと月にもなりませんが、たまにケイデンスに異常値が出ますが、すんなり認識してくれて概ね調子は良さそうです。