丸ノコ定規を自作

「丸ノコスライド台」を作る計画が進行中で、必要なパーツ類も発注済み。
ベースになる板材は、先日買ってきた18mm厚のパイン集成材で間に合わせる予定。

本当はもっと板厚のある合板が良いんだろうけど、地元のホームセンターではちょうど良いサイズのものを売っていない。ネット通販で取り寄せると、それだけでかなりコストアップになります。

それで作って、使ってみて不都合があれば作り直す前提で、とりあえず手元にある端材で作ることにしたのです。

端材といってもそれなりの大きさがあり、これは丸ノコで切り出さなければなりません。そこで、まず丸ノコ定規なるものを作ることにしました。

丸ノコ定規は、「DIY家具教室」のカミヤさんが紹介している「ベニヤでできる定規の作り方と使い方」を参考にしました。

「DIY家具教室」では1820mm長の定規を作っていますが、自分はそんなに長いのは使いそうにないから、とりあえず今回必要とする600mmと300mmの長さのものを作ることにしました。

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合板は5.5mm厚のラワン合板。あまり板厚が厚いと切断できる切り込み深さが少なくなってしまう。
2〜3mm厚でも良いかも知れないが、自分の腕前的に土手が高い方がガイドするのに安心できるし、そんなに板厚のあるものは切る予定がないからこれでOK。

ホームセンターには都合の良いサイズのものが売り切れていたので、900×450mmのものから切り出しました。もちろんカットはホームセンターで切ってもらいました。

カット面が基準になる訳だから自分のカットではダメでしょ。それに、いつも行くホームセンターは切断面がひどいので、わざわざ少し遠いホームセンターまで行って切ってもらう気の遣いよう。

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250mm幅の板に50mm幅の板をボンドで接着。クランプで固定して一晩寝かせます。

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今日の昼間に片側の端を丸ノコでカット。FC6MA2の初仕事です。
マジックで△マークを書いて、切断面側であることをわかりやすくした。

さっそく丸ノコ定規を使ってベース用のパイン材を切ってみました。

丸ノコ定規を木材にクランプし、さらにソーホースにクランプ固定したら両手はフリーだし、真っ直ぐきれいに切ることができました。これは便利だ。

ただし、幅の狭い材から幅の狭いものを切るときは、どうクランプしたらよいものか悩む。結構頭の体操になるね。

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FC6MA2標準装備のノコ刃だけど、某ホームセンターより木口のカット面もキレイ。
これだけ切れれば、とりあえずノコ刃は付け替えなくても良いかな。

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しかし、大問題が発覚。なんと、切断した丸ノコ定規の切り口と、ケガキ線(墨線)の目安となる切欠きが一致していないのに気付いたのです。

取扱説明書によれば、アルミベースと平行になっている切欠きのラインと、木材を切るケガキ線を合わせれば、ケガキ線の位置で切断できることになっています。
しかし、実際に切ったものとズレているということは、切欠きラインとケガキ線を合わせて切ったら、ケガキ線より外側で切れてしまうということです。

直角ラインがズレているのなら、45度のラインも当てにならないだろうな。

Amazonのレビューでお一人だけ☆1個の評価を付けられ、この状態を指摘されていた方がいました。まさか自分も同じ問題のトラブルに遭遇するとは思いませんでした。
切欠きに頼らなければどおということもないが、新品からこの状態ではどうしたもんか。

日立工機に問い合わせたら、「販売店を通じて現品を確認しないとわからん」そうだ。

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電動丸ノコ買っちゃった

「あぶない!怖い!」と、あれほど(どれほど?)恐れおののいていた電動丸ノコを、ついに、とうとう買っちゃった。
これで初心者必須電動工具3点(インパクトドライバ仕上げサンダ・電動丸ノコ)セットが揃いました。

購入を後押しした理由のひとつは、ソーホースサイクルスタンド電子レンジ台などを短期間のうちに作ってきて、ソーガイドでの木材切断に限界を感じてきていたこと。

それにそのソーガイドを落下させて、重要パーツの「位置決めガイド」を曲げてしまったのです。
「位置決めガイド」がないと直角に切るのに工夫が要ります。

「位置決めガイド」はメーカー直販サイトで、281円で販売されています。しかし、それだけの購入だともれなく送料や支払に924円が別に必要です。
他で販売されている様子もなく、「位置決めガイド」の買い直しに千円以上も掛かるといろいろ考えてしまいます。

4,000円以上購入すると条件が緩和されるのですが、他の商品はAmazonなど他でも売られていて、しかもあまりメリットの出る販売価格ではありません。

そんなとき、「丸ノコスライド台」を自作されているブログに行き当たりました。
「おお、これなら丸ノコを安全に使えそうだ。」
スライド丸ノコも考えていましたが、価格が高いし、使える範囲が限られてもいます。

てなことで、よりリーズナブルな価格で、汎用性も高い丸ノコに恐れを和らげてくれる可能性を感じたのでした。なんちゃって。

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購入したのは「日立工機 FC6MA2」。ノコ刃サイズが165mm、最大切り込み深さが57mm。

国内で流通する電動工具メーカーは、マキタと日立工機がツートップ。それにリョービ、そしてボッシュなどの海外メーカーが続く構図のようです。

丸ノコの最低必要条件として、ベースがアルミ製が良いらしい。鉄ベースのものは曲がりやすく、切断したものに直角や平行の狂いが出やすいそうです。

購入候補には他に、同じ「日立工機 FC5MA」と「マキタ M565」の3機種で考えていました。

FC5MAはノコ刃サイズが145mmで、最大切り込み深さが46mm。重量が2.2kgと軽いのが扱いやすそうですが、ノコ刃サイズが一般的でなく、替え刃に安価な市販品の選択肢がありません。
そして、何よりも「丸ノコスライド台」にしたときに切り込み深さが浅いため、自分の想定する2×4材の切断ができるか余裕がなさそうです。

M565はノコ刃サイズが165mm、最大切り込み深さが57mmで、FC6MA2と同スペック。甲乙つけがたいが、売られている価格がFC6MA2より2,000円程度高い。

FC6MA2はAmazonで一時期8,500円台で出て、それから9,000円弱くらいで落ち着いていました。
さらに1万円近くまで値を上げ、買う時期を逃したかと思っていたら8,600円台に瞬間的に下がり、思わずポチッとしてしまいました。

Amazonからは写真のパッケージに直接宛名シールが貼られた状態で届けられました。

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パッケージの中身は、本体と取扱説明書、それに平行ガイドと2.5mmと5mmアーレンキー(ノコ刃脱着用)各1本が付属。

2.5mmアーレンキーはノコ刃の平行度調整のときに使用しますが、プラスドライバーも必要。
また、この機種は、ノコ刃の直角度も調整することができますが、調整するには3mmアーレンキーを別に用意しなければなりません。

パッケージを開けて本体を出すときに、電源コードの太さに若干ビビりました。太い割に柔らかいので取り回しはしやすそうです。
消費電力1,050W、最大負荷電流11Aなので、必要な太さのコードなのですが、エアコン使用時期に使うとブレーカー跳びそう。

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カタログ重量は3kg。持ち上げるとズシリと重い。ある程度重量がある方が真っ直ぐ切りやすいという話もありますが、実際はどうだろう?
実は我が家に届いてからまだ一度も使っていないのです。最初に使う機会は、丸ノコを使うための治具製作時になりそうです。

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最初から付いているノコ刃は、刃の数が52枚。
替え刃の売れ筋が72枚のもののようですが、切り口に満足できなければ替えることにしましょう。

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本体後部。切り込み深さ調整用の蝶ナットは樹脂製。

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本体前部。前部の蝶ナットで45度までの傾斜切断ができます。45度にしたときの最大切り込み深さは38mm。

写真中央左のプラスねじはノコ刃平行調整用ネジ。その右上の黒い穴に付属の2.5mmアーレンキーを入れて緩めてから調整します。
取説を調べると「マキタ M565」にはノコ刃の平行調整の説明がありません。これもFC6MA2を選んだ理由のひとつ。

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ノコ刃の直角度調整は、ベース底面前部のネジに3mmアーレンキーを差し込んで行います。FC5MAでは調整できないようです。
いろいろ調整できる手段が用意されている方が安心できるのですが、どうだろう?

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最大切り込み深さまでノコ刃を下げると、ベース底面からモーターハウジングまでのクリアランスが約8mm程度。

「丸ノコスライド台」を作る計画ですが、スライドレールにL字アルミアングルを予定しています。

アルミアングルの規格サイズだと最低10mmの高さのものしかなく、10mm高の板厚は2mmのものまでらしい。つまりこのアングルを使った場合でも、すでに1mm程度最大切り込み深さをロスしているということです。

情報ではこのクリアランスは、マキタの方が余裕があるらしい。
自分のプランでは2×4用に特化する予定なので、とりあえず問題ないはずなのですが。

丸ノコを自前で所有したことはありませんでしたが、借り物では随分使ってきました。
いろいろDIYサイトを見てきて、危険性についてたくさんお勉強しました。今まで結構あぶない使い方をしてきたなという反省もあります。

この年になって指も命も落としたくない。せっせと治具を作り、作法を守って安全に使いたい。

<2017年6月1日追記>
丸ノコ定規を作っていて、FC6MA2におかしなとこがあるのが判明しました。
なんと、切断面と丸ノコの切断目安の切欠き位置がズレているのだ。

丸ノコ定規を作る際はベースの基準面に合わせて合板を切って切断面を作るのですが、通常の木材の切断ではケガキ線に目安位置を合わせて切断します。
目安がズレていると、今回の場合だとケガキ線より外側で切れてしまいます。

ちょっと問題ありということで、メーカーなどに情報収集中。

<2017年6月8日追記>
切断目安のズレが承服できないということで、FC6MA2を返品して「マキタ M565」を買い直しました。詳しくはこちらのエントリーこちらのエントリーを参照。

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裏返ったニトリル手袋のリカバリー

ニトリル手袋をはめて作業をすると、すぐに手袋の中が汗ばんでしまう季節になりました。

最近は自転車メンテのときより、毎日の皿洗いに活躍する機会の多くなってしまったニトリル手袋。
汗をかかなくても、水を使っていると手袋の中が水没することも多い。

手袋の中で汗をかいたり水が入ると、手袋を脱ぐときにスルッと抜けなくて、脱いだ後の手袋が裏返ってしまいます。
そうなると次に使うときに元に戻すのに手間が掛かります。指を1本ずつ引っ張り出すのが面倒です。

毎度使い捨てにしている方には永遠に関係ないが、めちゃくちゃ汚れてしまうか、破れるまで使い倒す、ものを大切に使う(またはビンボーともいう)自分にとっては悩み事のひとつです。

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ほぼ1日3度必ず手袋を使うようになって、簡単に手袋を元に戻す技を身につけました。

それは、裏返ってしまった手袋の手首から勢いよくプウッと息を吹き込む。そうすると手袋は風船がごとく膨らんで元に戻ります。
その時間は、計測するまでもなくあっという間です。

唯一の欠点は、プウッと息を吹き込んだときに息が湿っていると、使う前から手袋の中がほんのり湿っぽくなってしまうこと。

それなら外したときに元に戻せば良いと思われるかも知れませんが、そうすると濡れた側が内側になるため乾いてくれない。裏返ったままの方がよく乾いて良いのです。

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電動バリカン パナソニック・カットモード ER-GF80-S

僕も息子も、ここ何年も理髪店などに行っていません。
二人とも頻繁に頭髪をカットしませんが、もっぱらカミさん床屋のお世話になっています。

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我が家で使っている電動バリカンは、パナソニックの「カットモード ER-GF80-S」。使い始めて2年と9ヵ月くらいになりそう。
以前使っていたバリカンが動かなくなってしまったので、代わりに購入したものです。

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僕の頭は6年くらい前から丸刈りにしてしまったので、もうちょっとお安い機種でも良かった。
しかし、息子は長髪ではないが普通のヘアスタイルだから、アタッチメントとできることが多そうな機種にしました。

電源が充電・交流両用で、本体の水洗いができます。我が家では100%AC電源で使用していて、充電式である必要はあまりありませんでした。

付属アタッチメントの違いで機種名が異なり、ER-GF80の本体カラーはシルバー。
50〜70mmスライドアタッチメントと収納ケースが付属しないER-GF70がピンクで、スライドアタッチメントと15mm/18mm用刈り高さアタッチメント、収納ケース、テクニックBOOKが付属しないER-GF40がホワイト。

Googleでざっと調べると、アタッチメントだけ後から揃えることができそうです。
手間は掛かりますが、本体カラーがピンクが良い人はER-GF70を買って、後から50〜70mmスライドアタッチメントを買うという手もありかも。

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シリーズのうち、この機種だけ収納ケースが付属します。
収納ケースがあると、アタッチメントなどの付属品が散逸しないし、整理して仕舞えるのは便利。

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購入時は、こんな状態で収納ケースにパッキングされています。

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中身は、写真左上から下へ刈り高さアタッチメント15mm/18mm用、9mm/12mm用、3mm/6mm用、スキ刈りアタッチメント、耳まわり&ナチュラルアタッチメント、バリカン本体、20〜40mmスライドアタッチメント、50〜70mmスライドアタッチメント、専用オイル、掃除用ブラシ、ACアダプター。

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取扱説明書、テクニックBOOKなどの印刷物が付属します。

僕の頭は丸刈りなのであまりカットテクニックは必要としないでしょうが、前に使った機種はよく毛が詰まって掃除しながら使っていました。
これもそれなりに詰まることもありますが、以前ほどではないようで良かったと思っています。

今は1,000円で散髪してくれるお店もありますが、5回分で元が取れる価格で販売されているからすぐお釣りが来ます。
丸刈りは洗髪してもタオルだけであっという間に乾くし、寝癖も付かないし、整髪料も要らない。良いことずくめでおすすめ。

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電子レンジ台をDIY

毎朝のトーストに使っていた電子レンジの調子が悪くなって。電子レンジが代替わりしました。パンが焼けたり焼けなかったりするようになったのです。
ずいぶん古い機械なので、「そのうち壊れるだろな、それはいつだろな」とは思っていました。

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新しく我が家の一員になったのはPanasonicの「Bistro NE-JBS653」です。Panasonicのラインナップでは上から3番目の価格の機種。

できるメニュー数は高い機種より少ないが、そこそこの価格、トーストを焼くときに途中でひっくり返さなくても良いこと、メニュー画面がわかりやすく誰でも簡単に使えそうなことで決めました。
もちろんカミさんからの強いプッシュもありました。

もともとの電子レンジがあったワゴンに置けるようにサイズもチェックして決めたのですが、ひとつ不都合があることが設置してから判明しました。

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それは、このBistroは今流行のスチーム機能が付いています。で、そのためには水を本体にセットしなければなりません。
その給水タンクが本体の下側に付いていて、手前に引き出して補給する仕様になっています。

Bistroを置いたワゴンの天面が面一でなく、周囲に土手があるような構造になっていて、そのままBistroを置くと給水タンクが土手につかえて引き出せないことがわかったのです。

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それで、土手の中にスッポリとはまって、土手の上へBistroを持ち上げることができるレンジ台をDIYすることになりました。

作ったレンジ台はサイドにグリル皿が立て掛けられるようになっています。レンジ本体の天面に熱々になったグリル皿を置きっ放しにして、変色させることがないようにするためです。

材料は、ちょうど棚を作るためのパイン材の端材があったので、それを流用することにしました。

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このレンジ台で苦労したのは、「ソーガイド」での直線切りと、底板のダボ継ぎ、グリル皿の仕切り板の切り欠きを作ること。

材料は端材なので大きなものが残っていません。レンジのゴム脚だけが台の上に乗れば良いので、ダボ継ぎに挑戦してみました。
ダボマーカーとか事前準備はしましたけど、隠れる場所だし実用上は問題ないが、うまいこと面一の平面にできませんでした。次はもう少し上手くいくといいな。

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仕切り板の切り欠きは、ちょうどこの位置に排気口が開いていて、取説にも2cm以上の隙間を空けるように書いてあったから設けることになりました。
試し置きして、カミさんから指摘されるまで気付かなかったのです。

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最初はドリルと糸鋸で悪戦苦闘して四角い穴を開けていたのですが、後から完全な切り欠きに変更。

塗装はサイクルスタンドで使った余りの「アサヒペン・水性ステイン・オーク」。ワゴンのカラーに合わせ、ちょっと薄めを意識して着色。
ニス仕上げもサイクルスタンド同様に「和信ペイント・水性ウレタンニス」の「透明クリヤー」&「つや消しクリヤー」。

木材を切るのに「ソーガイド」を使っていますが、使うほどに限界を感じてきています。
前回はソーホースを作るときに45度カットで、ネジを外したり締めたり、そのたびに角度チェックする面倒臭さを味わい、今回は幅広の板を切ることの難しさを味わいました。

「ソーガイド」は2×4材などをカステラのように90度カットする用途には良いですが、厚板を横断するように長く切るには向いていません。
取説には薄板での直線切りの説明がありますが、厚板は思うようにノコギリを傾けられないから難しい。ますます電動丸ノコの誘惑に囚われるばかりです。

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