せっかく買った電動丸ノコだが、我が家では屋内で使えるようなスペースがありません。
庭先で使うしかないのですが、こちら遠州では年中風が吹いていて、風の弱い日でないとそれもままならないのです。
今日は朝から曇っていて風が弱い。サイクリングに行くか迷いましたが、自転車は風が多少あっても走ることができるから、丸ノコ作業に当てることにしました。
まず最初にM565に合わせた丸ノコ定規を製作。
FC6MA2は左基準面からノコ刃まで90mmでしたから、大きい方の板は幅250mmで作りました。M565は100mmあるので幅260mmにしました。
丸ノコ定規を使って切断するときの注意点は、ノコ刃の切り込み深さを調節するときに丸ノコ定規の板厚を足すのを忘れないこと。
今日も板厚分足すのを忘れて、切れていないという失敗をしました。
作ったばかりの丸ノコ定規で切り出したのは丸ノコスタンド。以前作った作業台をバラした1×4の残り材を流用しました。
丸ノコはノコ刃の部分が下に飛び出していて、そのまま地面に置くとカバーに傷が付くし、斜めに傾いて安定が悪い。
もう少し小さく作ることもできますが、これはノコ刃を入れるスリットを2カ所設けてあり、どちらのスリットにも入れることができるリバーシブル仕様です。
スタンドの向きにかかわらず、どちら側からでも入れることができて便利。
M565付属の165mm・52刃のノコ刃のカット面はまあまあ。某ホームセンターよりずっとマシ。
写真は丸ノコスライド台で使うレールのベースパーツです。
しかし、丸ノコを使うと切り屑の飛散がすごい。穴あけにしてもサンディングにしても、DIYの難点はまわり一面に雪のように積もる切り屑が出ることだなぁ。
もし日曜大工に手を出していなかったら、一生出会わなかったかも知れない道具を手に入れました。
それは、「トグルクランプ」というもの。
「トグルクランプ」は品名が示す通り、木材などを押さえつけて固定する器具です。
今、丸ノコスライド台を作ろうとしているのですけど、切断する木材を台に固定するツールとして使っている人がいるのに出会いました。
それで、小さな木材を押さえるときに1つくらい持っていても良さそうだと、他のパーツをモノタロウに注文するときに一緒に注文したのです。
届けられたものは「Good Hand」とプリントされたビニール袋に入れられていました。
中身は、「下方圧え型トグルクランプ GH-201-B」という品名のもの。
「トグルクランプ」は動作機構や用途によって多くの種類があります。
例えば、ハンドルを下から上へ動作せるものとか、その逆のもの、対象物を上方向から押さえるものとか、横方向から押さえるものなど。
注文したトグルクランプはハンドルを水平に倒したときに、ゴムの付いた先端が上から対象物を押さえる機構のものです。
電動丸ノコのすぐそばで使う予定なので、使用時にハンドルが水平になるものの方が丸ノコの邪魔にならないかなと思ったのです。
丸ノコスライド台では、写真のような感じでトグルクランプを木片に取り付けて使用します。
トグルクランプを取り付けた木片は、さらにF型クランプなどで台に固定してから、トグルクランプで切断する木材を押さえつけます。
簡単な機構のように見えますが、上の写真の状態では先端のアームを持ち上げようとしても、ビクとも動かない不思議な仕組みになっています。
「GH-201-B」は押さえる力が90kgのもの。もっと大きな力のものもラインナップされていて、こいつで力不足を感じるようなら、そういうものも揃えてみようと思います。
「丸ノコ トグルクランプ」で検索をすると、ノコ刃の近くで木材を支え、手で木材を押さえなくても良いような、そんな危険なケースで活用されています。
やっぱり安全第一なので、便利な道具を使いこなしていきたい。
2017年6月8日 DIY
電動丸ノコ買い直した
FC6MA2を返品してしまったので、別の電動丸ノコを買い直しました。
今度のは、最初の購入候補に挙げていた機種のうちの「マキタ M565」。
今日の午前中に届けられたものは、前回同様にパッケージに宛名シール直貼り、むき出し。
まず、届けられた箱の大きさにビックリ。FC6MA2とほぼ同仕様の機種なのですが、パッケージの大きさは約1.5倍もあります。
どんな具合にパッキングされているだろうと思ったら、FC6MA2は斜めになって入れられていましたが、M565は水平にペタっと入っていました。
本体も付属の平行定規もビニールなどの梱包資材にくるまっていなくてむき出しで、電源ケーブルが小さくまとめられていなかったのが印象的です。
パッケージの中身は本体と取扱説明書に平行定規。
それと、ノコ刃脱着用の5mmアーレンキーが本体に取り付けられていました。
M565のスペックは、最大切り込み深さ:46mm(0度)・38mm(45度)、重量:3kgとFC6MA2と同じ。回転数だけ5,500回転/分で500回転ほど多い。
ベースがアルミ製であることとブレーキ付きなのも同じです。
付属のノコ刃もサイズ:165mm、刃数:52枚でFC6MA2と同じ。
45度傾斜切断のやり方もFC6MA2と同じ。
違っているのは、M565のケガキ線目安(トップガイド)は、ネジを緩めて調節できるようになっていること。
FC6MA2は傾斜切断時の角度調整用ツマミが前部にしかありませんでしたが、M565は前後にあります。両持ちである方が信頼性が高いかも知れない。
あと、電源ケーブルの出所がFC6MA2は本体側面からでしたが、M565は本体後部から。使用時に電源ケーブルを肩に担ぎやすいかも。
M565もベース底面前部に直角度調整用のネジが用意されています。調整には3mmアーレンキーが別に必要です。
FC6MA2にあったノコ刃の平行調整は、M565にはないようです。
FC6MA2はベース底面がヘアライン仕上げでしたが、M565は鏡面仕上げ。
写真撮影時に映り込んでしまうので難儀しましたが、すぐに傷だらけになってしまうだろうし、切り屑がくっつきやすそうだから、ヘアライン仕上げの方がうれしいかな。
ノコ刃を最大切り込み深さまで下げた時のベース底面からモーターハウジングまでのクリアランスは約8mm程度。FC6MA2とあまり変わりなかった。
ベースの左基準面からノコ刃までを測ったら100mmありました。
前のエントリーで「どの機種も90mmくらいらしい」と書きましたが、全然違っていました。
ベースのサイズをチェックしたらFC6MA2とかなり違っていて、M565は幅約132mm・長さ約244mm、FC6MA2は幅約120mm・長さ約247mm。
先日作った丸ノコ定規は全然使い物にならず、一から作り直しです。丸ノコスライド台も大幅に設計変更しなければならなくなりました。
透明の定規でノコ刃左側面とトップガイド(ケガキ線目安)を合わせてみました。ノコ刃の切断ラインとトップガイドが一致しているのがわかります。
ほんとは最初に定規を載せてみたら、トップガイドはズレて取り付けられていました。
取説でも切断方法の前に調整の説明が掲載されているし、高級機種はトップガイドが調整できるようになっているようなので、結構重要なことかも知れません。
丸ノコ定規を作り直すために、また合板を買ってこなければならなくなったけど、とりあえず問題解決してよかった。
前のエントリーで、「買ったばかりの丸ノコFC6MA2で丸ノコ定規を作ったら、丸ノコのケガキ線目安と実際の切断面がズレているようだ」と書きました。
もう少し詳しく検証してみよう。
ベースの左基準面からノコ刃まで約90mm。
この寸法はどの機種も90mmくらいらしいので、ノコ刃の取り付け位置は問題なさそうです。
また、ベースの横幅は測ると120mmあり、従ってノコ刃の左側面からベースの右基準面までは30mmということです。
直角切断のときのケガキ線目安は、ベースに刻まれた2カ所ある切欠きのうち、「0」と刻まれた側の垂直線をケガキ線に合わせます。
「45」と刻まれた側は、ノコ刃を45度に傾けて切断するときに使うケガキ線目安です。
で、直角切断目安の位置は、ベースの右基準面から32mm。
つまり、ノコ刃の左側面位置は30mmなので、2mmズレていることになります。
他メーカーの機種や日立製でももっと高級機種だと、ケガキ線目安はベースに直接刻まれていなくて、別部品になっていて調節できるようになっています。FC6MA2は調節できません。
透明の定規でノコ刃とケガキ線目安を合わせてみました。ノコ刃の切断ラインがケガキ線目安の外側にあるのがわかります。
家具などを作っているベテランの方に尋ねたら、「目安を見ずに刃先を見るのであまり気にしない」そうです。
Amazonのレビューで同じ不具合報告をしている方が一人だけなのも、そうやって使っている人が多いからでしょうか?
どんな風に刃先を見るのか自分もやってみたが、どこをどう見たら良いかわからない。
横から覗くと刃先は見えるけど、刃先やケガキ線を真上から見ていないからズレてしまい、合っているかどうかさえわかりません。
直角切断目安がズレているということは、45度切断目安もズレているのだろう。ズレているとわかったうえで、自分で目安を書き加えて使用するかとも考えました。しかし・・・。
Amazonに状況を伝えたら、「交換」「返品(返金)」「修理」の三択を提示されました。
これからずっと長く使うつもりなので、「返品(返金)」して、他の機種を再購入することにしました。
「丸ノコスライド台」を作る計画が進行中で、必要なパーツ類も発注済み。
ベースになる板材は、先日買ってきた18mm厚のパイン集成材で間に合わせる予定。
本当はもっと板厚のある合板が良いんだろうけど、地元のホームセンターではちょうど良いサイズのものを売っていない。ネット通販で取り寄せると、それだけでかなりコストアップになります。
それで作って、使ってみて不都合があれば作り直す前提で、とりあえず手元にある端材で作ることにしたのです。
端材といってもそれなりの大きさがあり、これは丸ノコで切り出さなければなりません。そこで、まず丸ノコ定規なるものを作ることにしました。
丸ノコ定規は、「DIY家具教室」のカミヤさんが紹介している「ベニヤでできる定規の作り方と使い方」を参考にしました。
「DIY家具教室」では1820mm長の定規を作っていますが、自分はそんなに長いのは使いそうにないから、とりあえず今回必要とする600mmと300mmの長さのものを作ることにしました。
合板は5.5mm厚のラワン合板。あまり板厚が厚いと切断できる切り込み深さが少なくなってしまう。
2〜3mm厚でも良いかも知れないが、自分の腕前的に土手が高い方がガイドするのに安心できるし、そんなに板厚のあるものは切る予定がないからこれでOK。
ホームセンターには都合の良いサイズのものが売り切れていたので、900×450mmのものから切り出しました。もちろんカットはホームセンターで切ってもらいました。
カット面が基準になる訳だから自分のカットではダメでしょ。それに、いつも行くホームセンターは切断面がひどいので、わざわざ少し遠いホームセンターまで行って切ってもらう気の遣いよう。
250mm幅の板に50mm幅の板をボンドで接着。クランプで固定して一晩寝かせます。
今日の昼間に片側の端を丸ノコでカット。FC6MA2の初仕事です。
マジックで△マークを書いて、切断面側であることをわかりやすくした。
さっそく丸ノコ定規を使ってベース用のパイン材を切ってみました。
丸ノコ定規を木材にクランプし、さらにソーホースにクランプ固定したら両手はフリーだし、真っ直ぐきれいに切ることができました。これは便利だ。
ただし、幅の狭い材から幅の狭いものを切るときは、どうクランプしたらよいものか悩む。結構頭の体操になるね。
FC6MA2標準装備のノコ刃だけど、某ホームセンターより木口のカット面もキレイ。
これだけ切れれば、とりあえずノコ刃は付け替えなくても良いかな。
しかし、大問題が発覚。なんと、切断した丸ノコ定規の切り口と、ケガキ線(墨線)の目安となる切欠きが一致していないのに気付いたのです。
取扱説明書によれば、アルミベースと平行になっている切欠きのラインと、木材を切るケガキ線を合わせれば、ケガキ線の位置で切断できることになっています。
しかし、実際に切ったものとズレているということは、切欠きラインとケガキ線を合わせて切ったら、ケガキ線より外側で切れてしまうということです。
直角ラインがズレているのなら、45度のラインも当てにならないだろうな。
Amazonのレビューでお一人だけ☆1個の評価を付けられ、この状態を指摘されていた方がいました。まさか自分も同じ問題のトラブルに遭遇するとは思いませんでした。
切欠きに頼らなければどおということもないが、新品からこの状態ではどうしたもんか。
日立工機に問い合わせたら、「販売店を通じて現品を確認しないとわからん」そうだ。