幕を上げに‥‥浅草観音

5月16日は朝から雨模様。1週間ほど前の天気予報ではもっと悪かったからまだましな方。

ホテルをチェックアウトし外へ出てみたら、傘を差すほどの天候ではない。よかった。
しかし、泪橋交差点の道を北へ、浅草方面へ向かって歩き出してしばらくすると、しとしとと雨が降り出してきました。

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言門橋西交差点から正面に見えたスカイツリー。上の方が完全に雲に隠れています。
この交差点を右に折れ、少し行ってもう1回左に曲がれば浅草寺です。

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7時45分頃浅草寺に到着。時刻が早すぎて人影もまばらです。

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全然予定していなかったのですが、お隣の浅草神社では三社祭の真っ最中。
昨夜ホテルで「三社祭でドローン少年を補導」というニュースを見ていましたが、三社祭と浅草がまったく結びついていませんでした。

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境内の屋台もまだ準備中。裏口から入った状態で、やっぱり山門をくぐって本堂へ向かうことにしたいので、とりあえず雷門まで行ってみます。

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宝蔵門(仁王門)。通る人と比べても、でかいな。

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仲見世通り。どこもシャッターガラガラ。

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反対側の歩道から見た雷門。8時前だと人通りはこんなもん。

正式名称は「風神雷神門」だそうで、提灯には表向きに「雷門」、反対面に「風雷神門」と書かれています。
宝蔵門もそうだったが、雷門もなぜか提灯が上げられていました。

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門前の交番に詰めていたポリスマンに、雨降りだから提灯が上がっているのかと尋ねたら、三社祭で神輿が通るからだと。
普段は台風とか滅多なことがないと提灯は上げない。提灯が上がった雷門は、逆にレアなんだと。

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この提灯は2013年に新調されたものです。当時松下電器は既にパナソニックになっていましたが、銘板はそのままになっています。

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提灯の下には龍がいました。700kgの提灯なんて想像ができない。

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右側には風神像。

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左側には雷神像。

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風神像と背中合わせに天龍像(男性形)。

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反対側に金龍像(女性形)。

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再び仲見世通りを本殿に向かって歩きます。ちょっと人が増えてきました。でもまだシャッターが閉まっているお店が多いです。

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宝蔵門手前の脇に入ったところにある「浅草不動尊」の社。

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屋台の裏に位置するせいで、ここに座り込んで飲食する人が多いのか、手作り感満載の張り紙がペタペタ。英語と簡体の中国語も併記されています。

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再び宝蔵門に戻ってきました。

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内部は三層になっていて、上部二層はお宝の収蔵室になっているそうです。

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こちらの提灯の下にも龍。

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阿形の仁王尊像。

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吽形の仁王尊像。

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大わらじ。

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本堂側からみた宝蔵門。

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五重塔院。

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本堂手前左側におみくじ。

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右側にもおみくじ。それだけ訪れておみくじを引く人が多いと言うことか!

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後ろの授香所でお線香を買い、前にある線香立て焚いた煙を浴びます。その向こう側がお水舎。

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お水舎の手水鉢上の龍神像は元々は噴水にあった像のようです。

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足元の龍の口から水がチョロチョロ。

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本堂。

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ここにも大提灯が。

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本尊は聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)。

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「天人散華の図」の天井画。

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その横に「龍の図」。

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いったん本堂を出て、他の場所を散策。ここは本堂の西方にある薬師堂。ご本尊は薬師如来。仏様の位的には如来の方が菩薩よりも上なんですが。

ここまで回ってきて、あまりにも朝早く来すぎて、護摩符も買えないし、お店もやっていません。浅草の商店街の方を巡り、開いていた喫茶店で時を待つことにしました。

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幕を上げに‥‥南千住のホテルに泊まる

ももクロちゃん主演の舞台「幕が上がる」を観るのは5月16日の午後から。時間のある午前中は浅草を巡ろうと計画しています。
それで浅草に近くて安く泊まれるところを探したら、3畳と狭いが個室で、素泊まり3,500円以下の南千住のホテルがありました。

実は翌朝になって気付いたのですが、周辺は以前山谷と呼ばれた地域でした。
グーグルのストリートビューで周辺の飲食店を探したのですが、その時ホテルや宿泊所が多い場所だなとは思いましたが、全然思い至りませんでした。

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チェックイン予定時刻にはまだ間があったので、途中疲れたら地下鉄に乗れば良い、という気持ちで国道4号を南千住方面へ向かって歩き出します。

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道すがら、バイク本体やヘルメット、バイク用タイヤなど、バイク関連商品を扱う店が軒を連ねるのに気付きます。この辺はバイク乗りの聖地か?

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途中歩くのがイヤになり、結局、上野から一駅目の「入谷」で地下鉄に乗ります。
東側の歩道から改札を抜けたらいきなり上野駅方面のホーム。反対側のホームに行けそうもなく焦りました。

ICカードで入ったので駅員にヘルプすると、ホームの中央付近に反対側へ行ける階段があると。実際は中央よりかなり向こうでしたが、とにかく助かりました。

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南千住の駅から歩いてすぐの、泪橋交差点にある「ホテルひかり」が今夜の宿泊場所です。

付近には飲食店が少ないようだし、もう出歩きたくなかったので、交差点角にあるセブンイレブンで晩飯とお茶、翌朝の朝飯、それにドリップコーヒーをゲットしてからホテルに入ります。

チェックインで予約ミスが発覚。禁煙部屋が良かったのですが、喫煙部屋で予約していました。満室で変更できないといいます。仕方がない。

このホテルは宿泊料が前金制。フロント横にある食券販売機と同じような機械で宿泊券を買います。ネット予約などでポイントを使うと、そのポイント分を事前に現金で渡されます。明朗会計です。

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フロントでカギとお泊まりセット(リネンバック)をもらい、エレベーターで客室に上がります。
こんな感じでドアが並んでいます。廊下の反対側にトイレや洗面所、コインランドリーなどが並んでいます。

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部屋に入るとあるのは寝具一式と小さなテーブルと灰皿。

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反対側にはテレビと冷蔵庫。それに小さな鏡とゴミ箱。

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左からお泊まりセットを入れていたバッグ、フェイスタオル、バスタオル、寝間着。
下段左からお風呂用のボディタオル、ウェットティッシュー、ヘアブラシ、水に流せるペーパー、歯ブラシ&歯磨き、ひげ剃り。
そして、ホテルのご厚意で用意してくれた臭い消し用のリセッシュ。至れり尽くせりです。

風呂は同じ浴場を時間区分で男女が利用します。昼3時から夜8時45分までは男性用なので、まずは入浴で今日の疲れを癒します。

風呂に入ったときは誰もおらず独占状態。浴槽は1つだけ。大浴場ではないが狭くもない。シャンプーやボディソープも置いてあるし、設備もスーパー銭湯と遜色ありません。
ただし、ボディタオルを使ってみましたが、1回でほつれてボロボロになりました。

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それから食事。チキン南蛮弁当完食。

テレビは無料で観られます。だけど何か画像が変。勝手にいろいろ調整してみます。
そしてわかったことは、寝転がって下から見上げるように観ると変なのです。つまり視野角狭すぎなのです。清く正しい姿勢になればまともに観られます。

カーテンや畳にもリセッシュしてみましたが煙草の臭いが残ります。しばらく窓全開で放置したらずいぶんマシになりました。

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朝起きて窓の外を見たらスカイツリーが目の前にありました。
ツリーの上の方が煙って見えず、朝から小雨が降っています。

朝食を採り、ちょっと早いがホテルをチェックアウト。浅草に向かって歩きはじめ、路地に入って張り紙を見て気付きました。この辺りが山谷と呼ばれていたことを。

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幕を上げに‥‥国立科学博物館

5月15日に国立科学博物館に行ったときは、ちょうど地球館内のリニューアル中で一部が閉鎖されていました。7月14日にリニューアルオープンするようです。

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国立科学博物館。西側の公園に向いた方が正門になります。

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国立博物館側の屋外に展示されている実物大のシロナガスクジラ。

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反対側の屋外に展示されているD51形蒸気機関車。

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特別展の「大アマゾン展」を開催中でしたが、常設展だけ見学。この入り口から中へ入ります。

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奥の入り口から入りチケットを購入。料金は620円。
途中で外へ出ても当日中であれば再入館できます。朝から入って昼飯を食べに出て、また続きを観るという芸当ができるのは良いかも。

入り口は日本館の地下1階。この階はミュージアムショップと地球館へ行ける連絡通路があります。

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何故か1階をすっ飛ばし、2階北翼の「日本人と自然」の展示場へ行き、いきなり骸骨とご対面。

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「秋田犬(ハチ)」と書かれたプレートには小さく「忠犬ハチ公」と呼ばれたと表記。本物のハチ公の剥製だって。意外とちっちゃい。白戸家のお父さんのよう。
ちなみにハチ公の右後ろで脚だけ映っている犬は、南極物語のシベリア犬「ジロ」の本物の剥製。

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3階北翼「日本列島の生い立ち」のアンモナイト(パキデスモセラス)。

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フタバスズキリュウの骨格。

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フタバスズキリュウが発掘された状態のレプリカ。

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日本館は1930年に竣工した古い建物なので、階段ホールにも趣があります。

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3階南翼「日本列島の素顔」の屋久杉の年輪。

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渋すぎる展示。

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海の生物の展示は光があふれ美しい。

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地球館のリニューアルで1階フロアに引っ越してきた恐竜骨格。

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1階南翼「自然をみる技」に展示されている江戸時代の天球儀と地球儀。

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古い時計の数々。

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次は地球館へ移動。博物館の中庭。

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地球館2階「科学と技術の歩み」の万年時計。田中久重作、江戸期の和時計技術の最高峰です。

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木骨。木で造った骸骨です。

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上は「房事養生鑑」。下は「飲食養生鑑」。臓器の働きを擬人化して、体内の様子表わしています。

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お茶を運ぶからくり人形。

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ゼロ戦の勇姿。

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アニメ「風立ちぬ」で触れていた沈頭鋲とはこれのことか?
でもこれってリベットではなくて、十字穴の皿ネジに見えます。修復するときに変えちゃったのかな?

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小惑星探査機「はやぶさ」実物大復元模型。映画「はやぶさ遙かなる帰還」で撮影に使われたもの。

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3階に行ったら、工事中の仕切られた壁から恐竜のしっぽがのぞいていました。

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ヨシモトコレクションの動物剥製。115体いるようです。薄暗い照明と相まって迫力あります。

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ロビーにあった「科学技術の偉人たち」レリーフプレート。

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1階「地球の多様な生き物たち」のミンククジラの小腸。
ウジャウジャ付着する細かな線状の物体は寄生虫(アニサキス?)。キモイ。

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画面の大部分を占める長いものは牛の腸。左端の細くて短いのはライオンの腸。

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上からぶら下がっているのはマッコウクジラの骨。

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系統広場。展示がキレイです。

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左上にシーラカンス。

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左下「グラム陽性高GC細菌門」。ブルガリア菌やビフィズス菌と黄色ブドウ球菌は同じ分類なのです。

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これ全部カラスアゲハ。上段のものが日本国内から朝鮮、台湾で生息する種。

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磯でみられるヒライソガニ。1カ所の磯で採取しても色や模様に大きな変異があります。

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何にもなさそうですが、よく見ると小さな虫が三角のプレートの先にくっついています。
極めて小さな展示物なので、観劇に購入した単眼鏡が役に立ちました。というかほとんどの人がこの展示の前を素通りしていました。

ひとつひとつの展示を説明までじっくり読めば、多分1日十分に過ごせると思います。次回はもっと余裕を持って訪れたいです。
なお、館内の撮影はOKですが、フラッシュ禁止。三脚や自撮り棒、団体の集合写真も禁止です。ほかの人の迷惑にならないようにしましょう。

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幕を上げに‥‥上野恩賜公園

ももクロちゃん主演の舞台「幕が上がる」を観に上京しました。
観劇は5月16日の昼公演ですが、せっかく上京するのだし、当日上京では交通機関に万一遅延があったら元も子もないし、で、時間をたっぷり使うため前日に移動し、宿泊することにしました。

そして、DMC-FZ200を持って行ったら400枚以上も撮影してしまい、なかなかまとめる気力がわかず、エントリーが時期遅れになってしまったのです。

5月15日は昼頃に東京に着けるように出発。もちろん各駅停車ののんびり旅です。時間は掛かりますが、掛川・東京間は乗車料金だけなら4,000円の安さで行けるのです。

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電車に揺られること4時間余り、お昼ちょい前に上野駅に到着。

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まずは駅前郵便局で軍資金を調達。それから、腹ごしらえにアメ横へ。

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入ったお店は「若狭家・上野店」。来る前に調べてヒットした、海鮮丼専門店です。

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食べたのは「ねぎとろ・まぐろ・サーモン丼」。お味噌汁はトッピング。
丼にかけるものは、わさびが既に仕込まれている醤油。わさびはマイルドで、自分的にはもっとピリピリと効いている方が好き。

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午後は上野恩賜公園と国立科学博物館を回る予定。

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西郷隆盛さんにご挨拶。たぶん修学旅行であろう学生さんたちから撮影を頼まれました。

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不忍池へ行こうと花園稲荷神社の鳥居をくぐります。

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花園稲荷神社の本殿。

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お隣にある五条天神社。

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不忍池に出ました。ビル群と蓮池の対比が面白い。

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不忍之池弁天堂を挟んだ反対側は枯れ茎がいっぱい。木々の向こうに見える建物は上野精養軒。
池のほとりで作業をしていたおじさんに聞いたら、蓮の花の見頃は7月上旬くらい。

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不忍之池弁天堂。

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御神前の提灯とドラ。

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ご本尊は弁才天。

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すぐ隣にある大黒天堂。こちらへの参拝客は少ない。

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弁天堂の中州には、めがね之碑やら、

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ふく供養碑やら、

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魚塚やらいろいろと。

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弁天堂の裏に抜けたらボート乗り場。

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そのまま進んだら公園の外に出てしまいました。ぐるっと回ってきたら「鴎外温泉」とな。

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上野動物園を金網越しに見ながら歩いてきたら、左手に上野精養軒の建物が。

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その手前の杜に立派な鳥居があったので、石段を登ってみることにします。
この鳥居は「不忍口鳥居」というようです。

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上野東照宮の前に出ました。

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神楽殿。

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唐門から参拝。正式名称は唐破風造り四脚門(からはふづくりよつあしもん)だそうです。

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この塀は「透塀」といい、国指定重要文化財。たしかに向こうが透けて見えます。

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立派な灯籠には三つ葉葵。

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五重塔。

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石灯籠は200基以上あるそうです。

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自分は横から入ったので、参道をリバース。

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国指定重要文化財の大石鳥居をくぐって公園内へ戻ってきました。

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小松宮像。

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中央の広い場所へやって来ました。はるか奥に見えるのは国立博物館。
自分はそっちへ行かず、この後、国立科学博物館の方へ向かいます。国立科学博物館のレポートは次のエントリーで詳細に報告します。

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国立科学博物館の展示物を楽しみ、国立科学博物館から出てきて公園入り口にある大噴水で休憩。
奥の国立博物館では鳥獣戯画展をやっていて、行列の待ち時間が大変らしい。

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公園案内図。

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石段を登ると清水観音堂。

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清水観音堂本殿。

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観音堂とあるがお寺です。お参りは合掌のみでパンパンしない。

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ご本尊様は撮影禁止。

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月の松。「歌川広重 名所江戸百景」と看板に書かれていますが、当時のものでなく、復刻版とホームページに書かれています。

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可睡斎と油山寺に行ってきた

昨日の疲れが残っていたけど、せっかくの天気なので可睡斎と油山寺にサイクリングしてきました。

可睡斎へ行くルートは平地だけのラクチンコース。可睡斎から油山寺はちょっとタフな登りがありますが、距離が短いから何とかクリア。

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可睡斎へ行く目的は門前の「じぇらーとげんき」のジェラート。
今日はマンゴーソルベとおまけはパッションフルーツ。いつも店先のソファー(ベンチ?)で、往来の景色を眺めながら食べるのがお決まり。

可睡斎は百合園のお客さんでいっぱいのようです。奥の駐車スペースまで車が止められていました。

ジェラートを食べ終わったら、駐車場脇の急坂を上り油山寺へ向かいます。反対側から降りてきたことは何度もありますが、登りは初めて。

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油山寺の参拝客はまばら。茶店脇の場所で自動車のご祈祷を目撃。お寺のご祈祷は初めて見ましたが、普通にお経を唱えていました。

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山門の横でトカゲを発見。ニョロニョロと急いで逃げて行きましたが、石段のすぐ下で息を潜めていたところを盗撮。シマシマのニホントカゲだな。

迷走距離:32.87km Av:16.63km/h

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