Panasonic LUMIX DMC-FZ200がやって来た(前編)

SONYのアクションカメラ「HDR-AS100V」が我が家にやって来て以来、動画撮影や動画編集の面白さに目覚めてしまいました。
それで、アクションカメラ以外のビデオカメラが欲しくなり、そして、やって来たのはPanasonicの「LUMIX DMC-FZ200」でした。

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見ての通り「LUMIX DMC-FZ200」は、一眼レフ風のデジタルカメラです。

確かにぱっと見、一眼レフっぽいが、一眼レフでもなければ流行のミラーレス一眼でもありません。ハイエンドというカテゴリーに分類されるコンパクトデジタルカメラです。
だからレンズ交換とかはできない。ですが、今までの経験から交換レンズなんて買ったことないし、1本のレンズですべて賄うことができればそれで良い。逆に言うと「その程度だ」。

つい最近、頼まれ仕事で5分ほどの動画を編集させていただく機会がありました。カミさんが地域活動の一環で引き受けてきた仕事です。

話が来たときは、複数の人が撮ってきたものを素材にするのだろうと思っていましたから、撮影フォーマットをフルHDの1080/60pで統一して欲しいと伝えました。
実際はカミさんが知り合いからビデオカメラを借りてきて、一人で撮影してくることになったので、統一もクソもなかったのですが。

最高画質で撮ったはずの動画は、HDR-AS100Vの動画の方がずっとキレイにみえました。
調べると、撮像素子(イメージセンサー)のサイズが重要なようです。スペック的には借りてきたビデオカメラは1/5.8型。HDR-AS100Vは1/2.3型。面積比で5倍以上も違います。
ちなみにiPhone 5sは1/3型なので、ビデオカメラより面積比で3.4倍以上になります。

一般的にイメージセンサーが大きい方が、当たる光の量が多くなるのでノイズが少なくなります。実際にはレンズの大きさや性能の違いもあるので、単純な画質の比較はできないのですが。

イメージセンサーが小さいとレンズを小さく作れるというメリットがあります。だからあの小さく軽いボディサイズで、光学ズーム50倍というビデオカメラを作ることができます。
高級ビデオカメラは大きなイメージセンサーを搭載しているので、画質が良くなる代わりに、光学ズームの倍率が小さくなり、重量も増し、価格も高くなります。

ミュージックビデオのメイキングなどを観ると、最近のプロの現場では一眼レフカメラが使われています。
使われる理由がいろいろあるらしいですが、イメージセンサーが大きい程ボケやすく、ボケ感もキレイに出るからというのがその一つです。

しかし、当然カメラ本体も交換レンズも高価になるし、第一重量が増えます。多分手持ちで動画撮影なんかしたら、自分なんかすぐに筋肉疲労で挫折しそうです。
センサーサイズは高級ビデオカメラ程度で妥協するほうが、経済的重量的に妥当なようです。

ビデオカメラでは高級機種になってしまうので、ターゲットカメラは「イメージセンサー1/2.3型以上」「1080/60P」「マニュアルフォーカス可能」「バリアングル液晶」「ビューファインダー付き」を最低条件とするコンデジ以上のカメラにすることにしました。

ここで他所からの受け売り知識。デジカメの動画撮影時間に29分59秒制限というものがあります。
これはEU圏の関税率がデジタルカメラ0%、デジタルビデオカメラ4.9%で、動画撮影時間が30分以上だとデジタルビデオカメラに分類されるためのようです。
しかし、AVCHDフォーマットを選べる機種には連続撮影時間に制限がないものもあります。

10月3日にCanonから「PowerShot SX60 HS」という光学65倍ズームのハイエンドコンデジが発売されました。本体だけで月のクレーターが撮影できる高倍率カメラです。
「これがいいな」と思いましたが、まだ出たばかりで価格も5万円台前半にとどまっています。それに65倍なんて自分に使い道があるのかと思い直しました。

毎日のように価格コムを訪れていて、そんな時「LUMIX DMC-FZ200」に出会いました。その時の最安値は31,500円でした。まずは何より安い値段に触発されました。

早速調べると、価格コムのレビュー数も110件を誇る人気機種のようです。そんなに評価も悪くない。自分の5つの最低条件をクリアした上、連続撮影時間無制限です。
レンズは光学24倍ズーム全域F2.8を謳っています。高級ビデオカメラと比べちょっと暗いですがズームに遜色はありません。

2012年8月に初値58,000円ちょっとで売り出され、2年以上経過した少し古い機種です。後継機とおぼしき機種も出ているので、いつ廃番になってもおかしくありません。
価格が下がったと思ったら再び初値近くに値上がったり、品薄になったり、コスト割れで国内製造だったのが中国に移管したりといった歴史もあるようです。

いろいろ調べ、底値と思われる送料込み5年保証付きの31,980円で決断しました。

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OK Go – I Won’t Let You Down – Official Video

「OK Go」はアメリカのロックバンドだそうですが、彼らの最新ミュージックビデオ「I Won’t Let You Down」が話題になっています。

曲もノリノリで楽しいですが、Perfumeがカメオ出演しているとか、ホンダの「UNI-CUB」とコラボだとか、日本の千葉県「ロングウッドステーション」で撮影されたとか、2,200人以上のエキストラが参加していそうとか、映像に驚かさられること・・・などが話題の中心です。

映像がたいへん面白く、どんな風に撮影されたのだろうかと、いろいろ興味を引かれました。
それで簡単にググって調べてみました。

撮影場所の「ロングウッドステーション」は名目上ショッピングセンターらしいですが、イベントやロケーション撮影用のスタジオとして利用されている施設だそうな。
始業前の朝とかお休みの日に撮影したのかな?と思ったのですけど、何日でも撮影に使える場所なんです。

Perfumeがカメオ出演しているいきさつはわかりませんが、PerfumeのMVをずっと関わっている関和亮さんがディレクションに加わっていると聞いて、何となく繋がりがありそうで納得。

映像はワンカットで構成されています。最初は何となく想像できますが、段々「えーっ」という映像になってきます。
現実的に一発撮りは無理だと思われるので、どのように撮影されたか想像をかき立てられます。

アニメーションかとも思いましたが、アニメだったら影がもっと動いてそうだし。
コマ飛ばしのような動きも見られ、曲のスピードを遅くして撮ったんじゃないかとか。

「カメラはドローンに搭載」と言われていますが、上空には風もあるだろうに、映像には上下左右のブレもないし、上下の動きもすごく安定しています。
「ドローン」というのは、空撮用のプロペラがたくさんある無人ヘリコプターなんですけど、ホバリング性能がこんなに良い機体があるんだと驚かされます。

そのうち誰か関係者のインタビューなどで種明かしされないだろうか?あーモヤモヤする!

<2017年11月17日追記>
このMVのインタビューとメイキングのムービーを見つけました。撮影は半分の速度で行われているようです。

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パイナップル栽培 その4

前回、鉢に撒いた油かすにカビがモフモフと繁殖していると報告しました。

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今朝見たら、何をしたわけでもないのに、カビがすっかりキレイになくなっていました。

彼らはどこへ行ったのだろう?

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逆川の四季桜

きのう、カミさんと一緒に逆川堤防を自転車で走ったら、西山口小学校近くで四季桜が咲いていました。

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自転車で走ると、ちょっと肌寒かったのですが、久し振りの青空で気持ちよかった。

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データサルベージソフト PhotoRec

ファイルが大量にあった1TBのハードディスクを誤って初期化しちゃった。orz
それで、何とか復元できたら良いなと、フリーのデータサルベージソフトを探したら「PhotoRec」が引っ掛かってきました。

試してみたら、このソフトはスキャンしながらデータを復元するようになっています。復元するそばから開いてみましたが、ちゃんと開けて、なんか良さそう。
しかし、サルベージにすこぶる時間が要りそうなので中途で終了し、もっと速くできるアプリはないかと、他を試してみることにしました。

Mac用の市販データサルベージソフトといえば「データレスキュー3」と「ファイルサルベージ8」が定番でしょう。体験版をダウンロードし、同時進行でデータスキャンさせたみた。

5時間以上かかったスキャンの結果はあんまり芳しくありませんでした。
ファイル名の復元も期待していましたがそれもかなわず、何よりも市販版のくせに「PhotoRec」以上に引っ掛かってこない拡張子のデータが多すぎるのです。

とてもお金を払う気になれず、結局「PhotoRec」でサルベージすることにしました。

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PhotoRec」は「ターミナル」上で動作するアプリです。現在のバージョンは6.14。ダウンロードは「TestDisk」と同梱になっています。ベータ版の7.0もダウンロードできます。
MacOS Xだけでなく、WindowsやLinuxなど複数の環境に対応しています。

詳しい使い方はこちらとかを参考にするのがよいでしょう。自分は何となくわからないまま使ってできてしまったので説明しにくい。

解凍したフォルダの中にある実行ファイル「photorec」をダブルクリックします。そうすると「ターミナル」が起動します。
パスワードを要求されたら、Macの管理者パスワードを入力し、「enter」キーを押します。すると上の写真のような画面が表示されます。

後はカーソルキーや「enter」キーなどのキーボードで操作していきます。

データの復元は指定したディレクトリに、「recup_dir.1」とナンバーが振られたフォルダが作られ、ファイルが500個ずつ書き込まれていきます。

実は復元先のディレクトリ指定がよくわかりませんでした。復元を始めてからハードディスクの中を探していったら、自分のユーザーディレクトリにファルダができあがっていました。
ハードディスクの容量が心許なかったので、500個たまったフォルダから順に別のハードディスクにコピーして、消去するといった自転車操業的な空き容量確保をして乗り切りました。

「photorec」は途中で終了しても、アプリを再び起動すると続きから復元してくれます。ただし、新たにナンバーが振られたフォルダで継続されます。

復元が終了するまでに結局22時間以上かかりました。
すべてのファイルが復元できたわけではなく、開けないファイルもいくつかありました。
しかし、無料のソフトで、しかも初期化してしまったハードディスクの中から多くのファイルが復元できたのだから、これ以上の要求は贅沢だよね。

夜中にやらせたら、自分と一緒にMacも寝てしまい、仕事が全然はかどっていませんでした。
省エネルギー設定で、ディスプレイがスリープしてもコンピュータがスリープしないように変えておかなきゃなりませんでした。

<2015年3月20日追記>
復元した動画ファイルの中には途中までしか再生できないもの、画像が乱れているものありました。
また、動画ファイル形式の差か、復元の得手不得手もあるように思います。wmvやrm、flvは多数救出しましたが、mp4は救出率が低く感じました。

どちらにしても100%復元できるわけではないので、期待しすぎないことです。

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