2017年1月28日 DIY
岡田金属工業所 スタンダード ソーガイド+鋸セット
前エントリー続きの便利道具は「岡田金属工業所 スタンダード ソーガイド+鋸セット」。
この製品は手挽きのノコギリをまっすぐに使うためのソーガイドとノコギリのセットです。
これでできることは、直角・直線切断と45度傾斜切断。ソーガイドにノコギリをセットすると、手挽きでもまっすぐ直角に木材を切ることができます。
上位機種に、45度以外に自由な角度で傾斜切断できる「角度フリー ソーガイド・エフ+鋸セット」があります。
パッケージの中身は、ソーガイドとノコギリなどがバラバラになった状態で入っています。
写真左からのこぎりの柄、ノコギリの刃、取扱説明書、ダミープレート、平行スライダー、位置決めストッパー、六角キーレンチ、ソーガイドのベースプレート、ソーガイドのガイドプレート(内側+スペーサー+外側の3枚組)。
他にメーカーサイトからダウンロードできる「簡単木工作図ソフト・もでりん」のシリアルナンバーとオンライン登録キーが印字されたA4チラシが入っています。
ちなみに「もでりん」はWindows対応。Mac版はありません。
ノコギリは単品でも販売されている「ライフソー9寸目265」。縦横斜め挽き対応。替え刃も用意されています。
ダミープレートはソーガイドにノコギリの代わりにセットし、ソーガイドの置き場所を決めるときに使用します。
ガイドソーは付属の六角キーレンチを使ってベースプレートにガイドプレートを取り付けるだけ。
ガイドプレートを組み付けてから、前のエントリーで紹介した「止型定規」で直角を確認したところ、若干斜めに傾いていました。
傾いている場合は、ガイドホルダーを取り付けているネジ4箇所を一旦緩め、調節して締め直します。
厳密に言えば、ガイドホルダー自体もベースにネジ留めされているので、ベースに対しガイドホルダーが直角・平行になっているか確認した方が良いでしょう。
でないと、平行スライダーや位置決めストッパーを使用してもまっすぐ、直角に切断できないから。
位置決めストッパーはベース端のネジ穴に留めます。
位置決めストッパー両サイドの突起がちょうどベースの穴にはまり、位置が固定されるようになっています。
位置決めストッパーを締め付けた状態。
位置決めストッパーはベースの反対端にも取り付けることができ、左利きの人にも対応します。
角材の端に位置決めストッパーをしっかり沿わせると、直角に角材を切断することができます。
取っ手をしっかり押さえて切断するのですが、クランプで固定すると手が空くし、力がいらず、位置決めストッパーのズレだけを気にしていれば良いから作業が確実です。
ノコギリをガイドプレートの隙間に通し、あとは切るだけ。
切断位置がガイドプレートから外にはずれると、まっすぐ切れないことがあると取扱説明書に書かれています。
実際に切ってみた切れ端。思った以上にキレイに切れました。
日焼けで角材表面がツートンになっていますが、白い方が「ディアウォール」が嵌まっていた方。従って色が濃い側が切断面です。
切断面にはノコギリの変な跡も付いてないし、角材の角も面取りしなくても良いくらい。どこぞのホームセンターのパネルソーより100倍キレイ。
以前同じように2×4材をフリーハンドで切ったけど、その時は時間が掛かったうえに切断面が斜めってしまいました。それに比べ、切断時間も短かったし、何とキレイなこと。
電気ノコギリの購入も考えました。しかし、材木は基本的にホームセンターで切ってもらうから、使用頻度が低そうでコストパフォーマンスが悪い。それに危ない。
というような理由でこのソーガイド+鋸セットを購入しましたが、思いの外よい買い物でした。
<2017年10月30日追記>
ソーガードを高所から落下させて位置決めストッパーを曲げてしまいました。
位置決めストッパーだけメーカー直販サイトで注文できます。しかし、決済方法や送料ですごく高くつき、注文を諦めました。
45度カットは向きが違うものを複数切ると、ネジを緩めて、締めて、ガイドの付け替えが大変です。
それに棚板などの厚く、距離の長いものへのカットも苦手です。
2017年1月27日 DIY
トラスコ 止型定規 スコヤ型 TS-TS
仕事部屋の中に本やらオーディオ機器やらをひとまとめに収納できる棚の製作を計画しています。
日曜大工とは縁遠かった自分的には、当社比最大の工作物なんですが、思いついてから少しずつ設計図に手を加え、もうすぐ3年になろうとする大計画です。
それで、ちょっと日曜大工にはまりつつ、前のエントリーの壁面収納ラックの改修に合わせて便利道具をいくつか調達しました。
これは「トラスコ 止型定規 スコヤ型 TS-TS」。
ちゃんとしたものを作ろうとしたら、面倒くさいことのひとつに、材料を切り出すときに切断する位置や穴あけする位置をケガく作業があります。
例えば直角の線を引くときに定規しかなかったら、材料の端から2点をマークして、それを結ぶ作業となります。
この定規は長手方向のベース部分が幅広形状になっています。材料の端から1点をマークし、ベース部を木材の端に押し当て、直角になった面で線を引くだけで同様の作業が完了します。
この作業をするための専用ツールで「スコヤ」というものが存在しますが、この止型定規は、その「スコヤ」と曲尺の機能を足したような便利ツールです。
こういうツールがあると少しでも手間が省け、作業がはかどります。
裏表同じようにスケールが彫り込まれていて、リバーシブルで使えます。
傾斜面は45度になっていて、同じように45度の線が引けます。また、2×4材の中心線を引くための目印も付いています。
ただし、2×4を「38mm×90mm」としているために実際と異なります。ホームセンターで売られている一般的な2×4材は「38mm×89mm」なのです。1mm違う。惜しい。
パッケージにはその他に、直角出しの用途にも使えると記載されています。
直角出しの作業は、ボックスを組むときの角、柱を立てるとき、電動ノコの歯を組み付けるときに必要になります。
材質はステンレス420。サイズは長さ168mm×高さ100mm。定規部の厚さ1.5mm。ベース部は長さ160mm×幅16mm×厚さ8mm。
最初はポリカーボネート製の「一発止型定規」と「スコヤ」の購入を考えましたが、この製品なら2つ分の価格より安いし、両方の機能が手に入るし、しかもステンレス製なのが気に入りました。
さっそく、壁面収納ラックの柱を短くカットするための切断線のケガキに使いました。
2017年1月27日 DIY/メンテナンス/自作・改造・小技
工具の壁面収納ラックをバージョンアップ
自転車用工具の壁面収納ラックをちょっとバージョンアップしました。
といっても工具収納部分は変更なし。何をバージョンアップしたかというと柱の部分だけ。
今までは壁際に柱を立てるために、2×4材の両端に取り付けて突っ張り棒式に「ディアウォール」というものを使っていました。
この「ディアウォール」を、平安伸銅工業製の「LABRICO 2×4アジャスター」に取り替えました。
この製品は「ディアウォール」と同様、2×4材の両端に取り付け突っ張り棒式にするもの。
カラーバリエーションにオフホワイト、ブロンズ、ヴィンテージグリーンの3色があり、アジャスター以外のオプションパーツもラインナップされています。
しかし、「ディアウォール」は単にバネの圧縮だけで突っ張るのに対し、「LABRICO 2×4アジャスター」はジャッキ部分をネジで押し上げることで突っ張ります。
「ディアウォール」は突っ張り力が足りなければ、間にゴム板などのスペーサーを噛まして調整しますが、「LABRICO 2×4アジャスター」は本体だけで調整ができます。
また、「ディアウォール」は天井がしっかりしていないと、最初は良くても次第に緩んで手前に倒れてきましが、ネジ締め式であれば増し締めするだけだから対応がしやすいのも良い。
そして、もう一つの特徴は、接地面積が小さいこと。
上の写真は、左側が「ディアウォール」で、右が「LABRICO 2×4アジャスター」。
「ディアウォール」はセラミックのような質感のABS樹脂製で、肉厚も分厚く頑丈そうです。
「LABRICO 2×4アジャスター」もABS樹脂製ですが、肉厚1.5mmでいかにもペラペラ。しかし、その分接地面積がコンパクトになっています。ちなみに柱方向への耐荷重は20kg。
接地サイズは、「ディアウォール」が98mm×68mmで、「LABRICO 2×4アジャスター」は94mm×42mm。奥行きが26mmも小さい。
「LABRICO 2×4アジャスター」に替えたのは、この奥行きが小さくて済むことが最大の理由です。
我が家の場合、自転車の置き場所兼ラックとして使っており、ラックの前にローチェストを置いて転倒を防止しています。
ローチェストがたった26mm後退するだけですが、部屋自体が狭いので大きい差なのです。しかも肉厚が薄いために、より壁に密着して柱を設置できるのもメリットです。
パッケージの中身は、ジャッキ付きの上キャップと下キャップ、それに取扱説明書が入っています。
使用方法は、天井の高さから95mm短くカットした2×4材の両端にアジャスターを嵌め込み、ジャッキの調整ネジを回して天井に固定します。ジャッキの調整幅は18mm。
「ディアウォール」を取り付けていた2×4材は、その状態から約50mmカットすれば指定サイズに。
しかし、指定サイズの95mmカットだと調整ネジを結構回すことになったので、90mmカットくらいでも良いかも知れません。
ジャッキ部分は嵌め込んであるだけなので、簡単に分離します。ワッシャーやバネもバラバラになりますから、落として紛失しないよう注意が必要。
天井と床が接する面は一応薄っぺらい緩衝材が貼られています。
最初は直接天井に接するように取り付けてみましたが、「ディアウォール」のときに使っていたゴム板を挟んだら、よりしっかり固定できたように思います。
一番上に掲載した写真はラックを最初に設置した時のものですが、比べて見ると、木材表面の色に年月の経過を感じます。
なお、製品パッケージには屋内用であること、縦突っ張り専用で横向きに使わないことなどが書かれています。
キャップの肉厚が頼りないので、直射日光下の劣化や横方向への荷重に弱そうです。
1月7日は久し振りに風が穏やかな天気。ちょっとスタートが遅れましたがサイクリングに行ってきました。
走行ルートは上の地図の通り。掛川から袋井駅前と磐田駅前を通り掛塚橋へ向かいます。そこから自転車道を北上。天竜川橋で一般道に出て戻ってくるルートです。
ついでにタイムラプス撮影もしてきました。
掛塚橋に着いた辺りでちょうど正午頃。「お昼を摂りたいな」なんて思ったのですが、付近に食事ができるようなお店がありません。
掛塚橋から少し東へ行ったところにドラッグストアのウエルシアを発見。ここならパンなど食べるものがあるだろう。
しかし、店に着いて自転車に鍵を掛けていた頃から身体に異変が。なんとハンガーノックに襲われたのです。
とにかく何かを口に入れたいと気も焦ります。何とかパンを買ったものの、釣り銭も財布に入れるのがもどかしい。無理矢理パンをリュックに押し込み店を出ます。
そこで大失態を犯しました。あやうくスマホをお店に忘れてくるところでした。
小中学生くらいの女の子がわざわざ駐輪場まで追っかけてきてくれ、スマホを届けてくれたのです。ほんとに助かりました。改めてもう一度お礼を言いたい。
てなことで、最初は自転車道をかささぎ大橋まで行くルートを予定していたのですが、そこまで行くと帰りは山登りも含まれます。
身体の不調を危惧して、天竜川橋で離脱し県道413号を戻るルートに変更しました。
最後はゴール10kmくらい手前でカメラがエラーを起こし、撮影を続けることができなくなるという余計なオマケ付きのサイクリングでした。
迷走距離:65.59km Av:18.05km/h
1月3日にカミさんと一緒に、袋井市にある富士浅間宮へ自転車で行ってきました。
袋井市と掛川市の境あたり、国道1号の不入斗入口交差点を南へ入ると旧東海道に突き当たります。その角に富士浅間宮の赤鳥居があります。
ちなみに不入斗入口交差点には「Funyuto Ent.」と表示されているが、地名は「いりやまぜ」というらしい。
他にも「いりやまず」と読む地名も存在するようで、実際のところ、ここがどう呼ばれているのかは地元の人に聞いてみないとわかりません。
その鳥居の下に「←800m」と案内が掲示されています。
ちょっと前に行ったんですけど、結局本殿を探すことができず、帰ってしまいました。
そんないきさつから、鳥居はあるのに本体が見当たらない謎の神社として気になっていたのです。
その時はGoogle Mapでも見つけられなかったのですが、ある程度の縮尺まで拡大すると富士浅間宮が地図上に現れ、東名高速を越えた所に存在することがわかりました。
不入斗入口交差点を渡り、東名高速道路のガードをくぐると富士浅間宮の入口に到着。
石段横の看板に「車馬ヲ乗入ル事」禁止と書かれていたので、注意に従って、看板の裏あたりに駐輪することにしました。もっとも自転車ではこの階段は登れません。
この看板には他に、「魚鳥獣ヲ捕ル事」「竹木ヲ伐ル事」を「禁止候」と書かれています。
石段は途中で90度に折れ曲がっていて、全部で130段くらいありました。
石段の先の第二の鳥居。
さらにその先にある山門。
旧東海道の赤鳥居はピカピカだったので期待していたのですが、本体はぐっと渋く古びていました。
山門に架けられたしめ縄は藁じゃなくて布製。
多分毎年付け替えなくても済むように考えられた省エネタイプなのかも。
山門をくぐると、地面に礎石がいくつも残っていました。
案内によると安政の大地震で倒壊してしまったようです。
山門の突き当たりにある手水舎。
溜まっている水がいつからのものか不安があったので、奥の蛇口をひねって、そこから出てくる水を柄杓で受けて手を清めました。
参道の途中に脇道があり、そこは茶畑に続いています。木々が鬱蒼として何かがいそうな雰囲気。
参道を進んだ左側に本殿が現れます。
御祭神は木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)。
木花開耶姫は、富士山信仰の総本山の富士山本宮浅間大社の社伝では水の神とされ、噴火を鎮めるために富士山に祀られたそうです。このことから、妻の守護神、安産の神、子育ての神とされているそうです(by Wikipedia)。
結構大きな神社ですが、お正月だというのに参拝する人もなくひっそりとした感じ。
裏手に回ると摂末社が一堂に並んでいます。
摂末社の内訳。
本殿は桃山時代に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
透かし塀から本殿を覗いてみました。
帰りに地元に永く住む親戚の家に寄りましたが、地元の人でも富士浅間宮のことはあまり知られていない印象でした。
その昔は不入斗村一帯が神領という広い敷地を持ち、流鏑馬祭も行われたような神社だったらしい。現在は地域の氏神様のような感じなのがもったいない。
他所のブログでは、近くに宮司さんも住まわれていて、御朱印もいただけるようです。