電動丸ノコ買っちゃった

「あぶない!怖い!」と、あれほど(どれほど?)恐れおののいていた電動丸ノコを、ついに、とうとう買っちゃった。
これで初心者必須電動工具3点(インパクトドライバ仕上げサンダ・電動丸ノコ)セットが揃いました。

購入を後押しした理由のひとつは、ソーホースサイクルスタンド電子レンジ台などを短期間のうちに作ってきて、ソーガイドでの木材切断に限界を感じてきていたこと。

それにそのソーガイドを落下させて、重要パーツの「位置決めガイド」を曲げてしまったのです。
「位置決めガイド」がないと直角に切るのに工夫が要ります。

「位置決めガイド」はメーカー直販サイトで、281円で販売されています。しかし、それだけの購入だともれなく送料や支払に924円が別に必要です。
他で販売されている様子もなく、「位置決めガイド」の買い直しに千円以上も掛かるといろいろ考えてしまいます。

4,000円以上購入すると条件が緩和されるのですが、他の商品はAmazonなど他でも売られていて、しかもあまりメリットの出る販売価格ではありません。

そんなとき、「丸ノコスライド台」を自作されているブログに行き当たりました。
「おお、これなら丸ノコを安全に使えそうだ。」
スライド丸ノコも考えていましたが、価格が高いし、使える範囲が限られてもいます。

てなことで、よりリーズナブルな価格で、汎用性も高い丸ノコに恐れを和らげてくれる可能性を感じたのでした。なんちゃって。

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購入したのは「日立工機 FC6MA2」。ノコ刃サイズが165mm、最大切り込み深さが57mm。

国内で流通する電動工具メーカーは、マキタと日立工機がツートップ。それにリョービ、そしてボッシュなどの海外メーカーが続く構図のようです。

丸ノコの最低必要条件として、ベースがアルミ製が良いらしい。鉄ベースのものは曲がりやすく、切断したものに直角や平行の狂いが出やすいそうです。

購入候補には他に、同じ「日立工機 FC5MA」と「マキタ M565」の3機種で考えていました。

FC5MAはノコ刃サイズが145mmで、最大切り込み深さが46mm。重量が2.2kgと軽いのが扱いやすそうですが、ノコ刃サイズが一般的でなく、替え刃に安価な市販品の選択肢がありません。
そして、何よりも「丸ノコスライド台」にしたときに切り込み深さが浅いため、自分の想定する2×4材の切断ができるか余裕がなさそうです。

M565はノコ刃サイズが165mm、最大切り込み深さが57mmで、FC6MA2と同スペック。甲乙つけがたいが、売られている価格がFC6MA2より2,000円程度高い。

FC6MA2はAmazonで一時期8,500円台で出て、それから9,000円弱くらいで落ち着いていました。
さらに1万円近くまで値を上げ、買う時期を逃したかと思っていたら8,600円台に瞬間的に下がり、思わずポチッとしてしまいました。

Amazonからは写真のパッケージに直接宛名シールが貼られた状態で届けられました。

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パッケージの中身は、本体と取扱説明書、それに平行ガイドと2.5mmと5mmアーレンキー(ノコ刃脱着用)各1本が付属。

2.5mmアーレンキーはノコ刃の平行度調整のときに使用しますが、プラスドライバーも必要。
また、この機種は、ノコ刃の直角度も調整することができますが、調整するには3mmアーレンキーを別に用意しなければなりません。

パッケージを開けて本体を出すときに、電源コードの太さに若干ビビりました。太い割に柔らかいので取り回しはしやすそうです。
消費電力1,050W、最大負荷電流11Aなので、必要な太さのコードなのですが、エアコン使用時期に使うとブレーカー跳びそう。

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カタログ重量は3kg。持ち上げるとズシリと重い。ある程度重量がある方が真っ直ぐ切りやすいという話もありますが、実際はどうだろう?
実は我が家に届いてからまだ一度も使っていないのです。最初に使う機会は、丸ノコを使うための治具製作時になりそうです。

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最初から付いているノコ刃は、刃の数が52枚。
替え刃の売れ筋が72枚のもののようですが、切り口に満足できなければ替えることにしましょう。

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本体後部。切り込み深さ調整用の蝶ナットは樹脂製。

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本体前部。前部の蝶ナットで45度までの傾斜切断ができます。45度にしたときの最大切り込み深さは38mm。

写真中央左のプラスねじはノコ刃平行調整用ネジ。その右上の黒い穴に付属の2.5mmアーレンキーを入れて緩めてから調整します。
取説を調べると「マキタ M565」にはノコ刃の平行調整の説明がありません。これもFC6MA2を選んだ理由のひとつ。

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ノコ刃の直角度調整は、ベース底面前部のネジに3mmアーレンキーを差し込んで行います。FC5MAでは調整できないようです。
いろいろ調整できる手段が用意されている方が安心できるのですが、どうだろう?

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最大切り込み深さまでノコ刃を下げると、ベース底面からモーターハウジングまでのクリアランスが約8mm程度。

「丸ノコスライド台」を作る計画ですが、スライドレールにL字アルミアングルを予定しています。

アルミアングルの規格サイズだと最低10mmの高さのものしかなく、10mm高の板厚は2mmのものまでらしい。つまりこのアングルを使った場合でも、すでに1mm程度最大切り込み深さをロスしているということです。

情報ではこのクリアランスは、マキタの方が余裕があるらしい。
自分のプランでは2×4用に特化する予定なので、とりあえず問題ないはずなのですが。

丸ノコを自前で所有したことはありませんでしたが、借り物では随分使ってきました。
いろいろDIYサイトを見てきて、危険性についてたくさんお勉強しました。今まで結構あぶない使い方をしてきたなという反省もあります。

この年になって指も命も落としたくない。せっせと治具を作り、作法を守って安全に使いたい。

<2017年6月1日追記>
丸ノコ定規を作っていて、FC6MA2におかしなとこがあるのが判明しました。
なんと、切断面と丸ノコの切断目安の切欠き位置がズレているのだ。

丸ノコ定規を作る際はベースの基準面に合わせて合板を切って切断面を作るのですが、通常の木材の切断ではケガキ線に目安位置を合わせて切断します。
目安がズレていると、今回の場合だとケガキ線より外側で切れてしまいます。

ちょっと問題ありということで、メーカーなどに情報収集中。

<2017年6月8日追記>
切断目安のズレが承服できないということで、FC6MA2を返品して「マキタ M565」を買い直しました。詳しくはこちらのエントリーこちらのエントリーを参照。

1件コメントがあります

コメント

  • 同じく評価も高く推奨車も多い日立工機のFC6MA2を購入しました。私のところに届いた物も切り欠ガイドに罫書き線を合わせると約2mmのずれが生じます。刃面に差し金をあて先端のガイドを見るとやはり2mmほどずれています。切るときに刃先を罫書き線に合わせると何とか切れますが、何のためのガイドなのかよくわかりません。他のメーカや別モデルを見るとガイドパーツがねじで取り付けられており調整もできるようです。 この製品ではどのように調整されたのでしょうか?

    2018年3月11日 11:58 PM:とし

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