自転車メンテナンススタンド

ある日Amazonからデカい箱が届けられました。

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森永キャラメルの箱と比較して、その大きさがわかるだろう。そして、持ち上げるとズシリと重い。

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茶色い箱の中には、スッポリ収まる白い箱と1通の封筒が入っていました。

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白い箱の中身は自転車用のメンテナンススタンドです。

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封筒の中は納品書と組み立て説明書。

自転車用のメンテナンススタンドが昔から欲しかったのですが、今までは買うのに勇気と財布を振り絞らないとなかなか踏み出せない価格をしていました。
ところが、最近Amazonを徘徊していると驚くほどメチャ安くなっていました。

Amazonの中でも同じ種類の製品を扱う業者が多数あり、その中から一番安く、そして多少信頼が置けそうな「World Box」という業者から購入することにしました。

そのお値段は、送料を足してもなんと6,000円以内という低価格。
業者出荷という点にも「大丈夫か?」と、一抹の不安を感じながらもポチッとしてみました。

注文翌日にはAmazonから発送連絡があり、その翌日には一番上の写真の状態で商品が届けられました。

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パッケージの中身は、写真上からスタンド本体脚部、高さ調節バー、ハンドル固定用バーとゴム製ベルト2本、クランプバー、そしてツールトレイと六角穴付きボルト2本+アーレンキー。

ツールトレイが入っていたビニール袋には英文の説明書も同封されていました。

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組み立ては説明書を見なくてもわかるぐらい簡単です。

スタンド本体脚部に高さ調節バーを差し込み、高さ調節バーの先にクランプバーを差し込みます。あとはツールトレイを高さ調節バーの適当なところに取り付ければおしまい。

このメンテナンススタンドのスペックは、重量7kg、高さ1,080〜1,900mm、耐荷重30kg、対応するフレーム径25〜45mm。
メーカー名や生産国などの表記は、パッケージにも取説にもどこにもない。

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脚部の広がり具合は、このブルーのネジ部の上下で調節します。このブルーのネジは、製品によってクイックリリースタイプのものも存在します。

脚を一番広く広げると、一辺最大約970mmのスペースが必要。広げた分安定はしますが、広い場所を確保しなければなりません。

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脚部中心の先端。

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脚の先端は樹脂製で、脚の広がり具合に応じて底面が密着するように稼働します。底面に滑り止めのゴムなどは付いていません。

明いている穴は床に固定する場合に使用します(固定用ネジは付属なし)。

脚部の先端も、類似品によってはゴムキャップ仕様のものも存在します。

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高さ調節バーは下のブルーのネジで調節します。写真は伸ばしていない状態。

クランプバーは上のブルーのネジの所に差し込み、ネジで固定します。

クランプバーのパイプ後端のラインは、ここまで引き出しても良いとする限界ライン。同じラインが高さ調節バーのパイプ後端にも付いています。

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クランプは、自転車のフレームなどを挟み、上部のブルーのネジで締め付け、固定します。

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クランプのフレームを挟むパーツは比較的硬質な樹脂製。

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ツールトレイ。外した部品や工具を一時的に置いておくのに役立ちます。

外側の一番大きなスペース中央の矩形部分だけマグネットになっています。あまり強力な磁力ではないので、部品などを引き剥がすのにそんなに力はいりません。
周囲はアーレンキーなどを挿せる、サイズに応じた大小の穴が複数明いています。

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ツールトレイは、付属のパーツと六角穴付きボルトで締め付けて固定します。トレイ側には金属製のナットが埋め込まれています。

取り付け用のアーレンキーも付属しますが、メンテナンススタンドを購入するような人なら自前の5mmアーレンキーを使った方がはかどると思います。
ちなみにスタンド各所に使われている六角穴付きボルトは、全部5mmアーレンキーで対応できました。

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BANANA号を載せてみました。

フレームを垂直に近い状態でもしばらく放っておきましたが、適正に締め付けてクランプしていたら、ズレることもなく保持できていました。

ブルーの締め付けネジのダイヤルは適度な大きさで締めやすい。ロードバイク程度の重量の自転車なら、伸縮や回転など重さが苦になるようなことはありませんでした。

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クランプの一番深い部分は、ワイヤーがうまいこと逃げられるようになっています。

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付属するハンドル固定用バーを付けてみました。

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ハンドル固定用バーの両端にゴム製ベルトを取り付け、ベルトを巻き付けるようにして固定します。

ハンドル固定用バーは約500mm〜約890mmくらいまで伸縮します。ベルトの穴がたくさん明いているから、ベルト部分でもう少し長く伸ばすことも可能。

使い方が間違っているのか、あまりうまくハンドルを固定できませんでした。それにかえって邪魔くさい。
ハンドルを固定するなら、ダウンチューブとホイールをマジックテープの付いた100均ベルトで巻いた方が確実で簡単で邪魔にならないと思います。

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我が家の場合、広いスペースを確保できないので、こんな感じの歩幅で設置しています。
設置面積が小さいからあまり安定感は期待できませんが、変な方向へ力を加えなければまあまあ使えています。

部屋が狭い故に自転車を載せたままでスタンドを移動させたいこともありますが、脚の形状と床に汚れ防止用の段ボールを敷いているお陰か、ラクに滑らせて移動させたりしています。
もちろんパタッと倒れたりしないように、注意深く慎重に押しているのは言うまでもありません。

先日中腰の姿勢で自転車の掃除をしていたもんだから、ちょっと腰に危険な予感を感じていました。
このスタンドなら、立って腰にラクな体勢で作業ができるのが最大のメリット。そして比較的自由に自転車を動かせるので、BB裏とか普段目の入らないような場所を見られるのが良い。

狭い場所の床に自転車を置き中腰で作業するより、床から少し上へ持ち上げるだけで、テーブルの上とかに開けたスペースがあったりする。
姿勢だけでなく、スペース的な余裕も生まれます。

ガタもないし、値段の割に思っていた以上に安定しています。案外良い買い物だったかも知れない。
ただほぼ全体がスチール製なので、洗車に使ったときは、後始末をちゃんとしないと瞬く間に錆びてしまいそうです。

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シマノプロ・シートポストクランプ アルミ

DECOMA号のシートポストクランプを取り替えました。

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DECOMA号には「TOKYOBIKE SPORT 9s」のフレームに最初から付いていた、レバー式のシートポストクランプをそのまま使っていました。

このクランプは、高さを上下するにはワンタッチで便利なんだけど、走っているとだんだん下がってくるのが困りもの。

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そこで、ワンタッチタイプではなく、ネジ固定タイプの「シマノプロ・シートポストクランプ アルミ」に取り替えました。

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このタイプの良い所は、ネジの締め付けトルクが指定されているところ。この製品の場合は6nmと表面にプリントされています。

他の利点は、アーレンキーがないと緩められないからサドルを盗まれたり、悪戯されないこと。逆にアーレンキーがないとサドル高を変えられないという両刃の剣でもありますが。

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「シマノプロ・シートポストクランプ アルミ」は、28.6mm、31.8mm、34.9mmの3サイズがラインナップ。ちなみに写真は28.6mmのもの。
ただし、シマノのカタログには掲載されていますが、どのショップも31.8mmが欠品になっているので、このサイズは廃番の可能性があります。

カタログ重量は25gとなっている。ボディが中抜きされたもっと軽重量の製品もあるが、こちらの方がより低価格なのがうれしい。

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ボディはアルミ製で表面はアルマイト処理。

ボディに直接メネジが切られている構造ではなく、ステンレス製のメネジパーツとボルトという構成なので、高耐久性が期待できます。

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取り付けてから50kmくらい走行してきました。今のところサドルが下がっているような様子もなく調子良い。
もっと早く交換しておけば良かったかも知れない。

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BIKE HAND YC-207 チェーンアッセンブルフィクサー

腰痛と椎間板ヘルニアを発症したせいでコンポ換装途中でほったらかしになり、DECOMA号を組んだ結果、床の間バイクになっていたBANANA号の再整備を着手し始めました。

あとチェーンを取り付け、ハンドルテープを巻いたりすればいいんだけど・・・。それと補助ブレーキレバーの装着を迷っているんだけど。

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で、とりあえずチェーンを付けてみました。そのための助っ人「BIKE HAND YC-207 チェーンアッセンブルフィクサー」を用意しました。

「チェーンアッセンブルフィクサー」は、「チェーンフッカー」とも言われる、チェーンを繋ぐときに活躍するお役立ちツールです。

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写真のような感じでチェーンのコマを引っ掛けて、繋ぐ場所を引き寄せることができます。

別にこのツールがなくても作業はできるし、今までもなしでやってきたことですけど、あればやっぱり便利。両手をコネクトピンの連結作業に集中できるのは効率アップ。

そんなに使用頻度が多い訳ではないが、お高いツールでもないし、持っていて損はありません。

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法多山と応声教院

3月19日(日)は、息子と法多山へサイクリングしてきました。
距離は20kmちょっとと短いが、運動不足とお尻ができていない息子にとってはちょうど良いんじゃないかな。

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エコパ袋井ゲート前の舗道には桜が咲いていました。

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法多山へ向かう道の第2駐車場の辺りに咲いていた桜。

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ソメイヨシノにはまだ早そうなので、寒桜でしょうか?

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日曜日の法多山はそれなりに参拝客は多め。
週末の25日からは「法多山さくらまつり」が開催されます。

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だんご茶屋前の広場のベンチで厄除け団子をいただきました。

そういえば3月25日から4月9日まで、さくらだんごが数量限定で販売されます。食べてみたいものです。

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翌日の20日(日)はひとりで応声教院へ行ってきました。写真は境内にある「のんべ地蔵」。

実を言うと海まで行く予定で出掛けたのですが、菊川に架かる橋まで行ったところでツールケースを持ってきていないことに気がつきました。
遠くまで行ってパンクなどのトラブルに遭遇したら、自転車を長い距離押してこなけりゃいけない。それで引き返すことにしたのです。

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それで予定外でしたが応声教院の「のんべ地蔵」さんに寄って、ついでに来た時とは違う道を通って帰ることにしました。

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こちらはのんべ地蔵の横にある「さざれ石」。

無事に家に戻ってからツールボックスを載せ、昼飯を食い、「もうひとっ走り」と思ったらパンクしていました。
結局ふたたび出掛けるのは止めてしまったが、嫌な予感が的中したというおまけが付きました。

19日の迷走距離:22.50km Av:13.99km/h
20日の迷走距離:24.44km Av:16.05km/h

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キャリパーブレーキにライトブラケット

DECOMA号のハンドル回りでは、サイコンにV650、ライト、ベル、アクションカメラとアクセサリーが場所を取り合っています。

とりあえず上にあげたアクセサリー全部が付いているけど、カメラはぶら下げる状態になっていて、これが気付かないうちに頭を垂れて下の方を撮ってたりします。
だから目でチェックしやすい上に持ってきたいんだけど、ライトを逆に下へぶら下げるとスイッチが押せないんだよなぁ。

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で、キャリパーブレーキのところにライトを移動させることを計画して、キャットアイの「センタフォークブラケット CFB-100」を名古屋へ行ったときに買ってきました。

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ただ、こいつは一部の製品写真やパッケージイラストでは、ステーの曲げ角度が鈍角になっているんだけど、現物は直角に曲げられています。

Vブレーキ用ということになっていて、サスペンションフォークのアーチ部に取り付けることを前提にしているようです。
なのでロードバイクなどのキャリパーブレーキと共締めすると、ブレーキと干渉してしまうのです。だからDECOMA号にはそのまま取り付けできません。

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それで、ライト取り付けパーツやネジなどを流用することにして、ステー部分は他から調達することにしました。

別で調達したステーは「RINBOW BIKES ライティングステー」という商品名のもの。
同種のパーツにブロンプトン用のオプションパーツも市販されていますが、部品代+送料がRINBOW BIKESの方が安かったのです。

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上がCFB-100、下がRINBOW BIKESのそれぞれの構成パーツ。CFB-100の構成パーツの中からステーのみRINBOW BIKESのものとチェンジします。

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写真でも分かるように棒材の太さが異なります。実測でCFB-100は4.2Φ、RINBOW BIKESは3.6Φで少し細い。また、間隔も若干狭い。

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無理矢理広げてライト取り付けパーツを挟んでやります。

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このベントでキャリパーブレーキをまたいで、干渉を避けることができるのです。

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試しにCFB-100を付けてみました。

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前方から見ると、斜めに接触して取り付けられています。ブレーキを引くとキャリパーアームの動きが妨げられます。

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改造したブラケットを装着。ベントがキャリパーをうまいことまたいで接触していません。

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ライトを付けてみました。ライト後端にあるスイッチもちゃんと押すことができました。

若干細いので、実走での揺れとか心配ですが、手で曲げようとしてもビクともしないから多分大丈夫だと思います。

<2019年9月28日追記>
僕は流用できるパーツを集めてライトブラケットを自作しましたけど、そのものズバリの製品がサイクルショップの「ワールドサイクル」から発売されましたね。
R250 ロードバイク用ライトブラケット キャットアイ用」という製品です。

「R250」はショップオリジナルブランドで、今までなかったような製品やサイクリスト目線に立った製品を多数ラインナップされています。
このライトブラケットも今年の6月から販売されていて、ごちゃごちゃパーツをかき集める必要がないので助かります。

ただ、BESV JR1もそうですが、最近はディスクブレーキのロードも増えているので、そういう人には恩恵はありません。

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