久し振りの遠征・弁天島から龍潭寺へサイクリング

バモスに自転車を積載できるようにしたので、早速久し振りの遠征をしてきた。
といってもめちゃくちゃ遠くではなく、自宅から1時間ちょいくらいで行ける弁天島海浜公園まで。

弁天島海浜公園の駐車場は1回410円の有料。管理人はいないみたいで、出庫時にゲートの精算機で支払う。

10時過ぎに公園に到着。その頃には駐車しているクルマもあまりなく、好きな場所を選び放題。自転車の積み降ろしが便利そうな位置を確保した。
逆に帰りがけの夕方の頃にはクルマがいっぱいだった。

雨が降りそうな空模様だが、天気予報的には雨は降らないようだ。
スカッとした青空の背景でないのが残念だが、湖上にはシンボルタワーの高さ18mの大鳥居。

さて、この日のサイクリングルートは、弁天島海浜公園を出発してまずガーデンパークを目指す。そこから浜名湖の湖岸を通るサイクリングロードに入りみをつくし橋まで。
みをつくし橋でサイクリングロードを離れ、まず気賀の堀川城趾を訪ね、そこから最終目的地である大河ドラマ「おんな城主 直虎」で一躍有名になった井伊谷の龍潭寺まで行く。

復路は別のルートを走る予定でいたが、思いのほか時間が押してしまったため同じルートで帰ってくることになった。

自転車の準備を整え、いよいよ出発。

浜名湖サイクリングロードは一般道では路面に青い矢印が敷設されている。これを辿っていけば道に迷わず行けるはずなのだが、一般道から舗道をまたいでサイクリングロードに入ったりするので、そういう場所で迷ったりする。

以前は舗道がサイクリングロードの一部だったりしたので迷いにくかったが、自転車が原則車道走行になってこのような事態になったのだろう。

しかし、車道を通るように示されても路肩もない狭い道幅で、しかもクルマの交通量も多い。一般道はとても自転車で走りにくい環境だと感じた。

サイクリングロードにはクルマはいないのでホッと一安心。
それにつけても天気が悪いのが悔やまれる。しかし、遠州特有の風が弱かったのが救いだ。

舘山寺に到着。

今までに浜名湖は数度走っている。いつもは舘山寺は浜名湖パルパルの南側しか走っていなかったが、初めて北側の湖岸を走ってみた。

サイクリングロードの地図を見ると、今はこちらのルートが公式のようだ。

さすがサイクリングのメッカ。こんな天気でもサイクリングを楽しんでいる大勢の人に出会った。とくに夫婦連れが多いような気がした。

とか言っているうちにみをつくし橋に到着。この頃は雲が切れて青空が見えてきた。

橋を向こう岸に渡るとサイクリングロードとは一旦お別れ。

みをつくし橋のほんの目と鼻の先に堀川城趾がある。クルマが通る一般道に面した一画にある。

いま来た道を引き返し、気賀の街を抜けて北に向かうと目的の龍潭寺だ。

いくつかアップダウンをやり過ごすと「龍潭寺庭園」の看板のある駐車場に至る。龍潭寺は写真の左奥にある。

駐車場の道路側の端にサイクルスタンドが用意されていた。

龍潭寺に到着したのが1時少し前、まず駐輪場のすぐ左手にあったお店で腹ごしらえ。
店から出てきたら、また空は雲がちに。はっきりしない天気だ。

龍潭寺のトイレは石段を登った参道の途中にある。
こちら側にも他の駐車場から来る道にサイクルスタンドが用意されていた。

龍潭寺の拝観料は大人500円。JAFの会員証を提示すると450円になる。スマホのデジタル会員証でも割引してくれた。

龍潭寺については別のエントリーで中の様子などを紹介する。

カミさんから「奥浜名湖みそまん物語」を買ってこいと指令が入ったので、気賀に戻り、途中にあった「外山本店」に寄った。

「奥浜名湖みそまん物語」は奥浜名湖にある「みそまん」を販売している複数のお店のコラボレーション商品で、いろんな店の味を一度に味わえる。しかし、イベントなどのときにしか販売されず、通常は置いていないそうだ。

しかたがないので、「外山本店」のみそまんをお土産に買って帰ることにした。

舘山寺を過ぎ、あと少しでガーデンパークという場所で後輪の異常が発生。パンクだ。出先でのパンクなんて3年振り?しかもBESV JR1初パンクだ。

思えば朝から不吉な予感があった。JR1は後輪を外すときにモーターに繋がれているワイヤーをまとめてある結束バンドを切らなければならない。なので、出掛けに結束バンドから簡単に外せるビニールタイに換えることにした。

次に弁天島を出発してタイヤのエアーを補充していないことに気がついた。バモスにエアーポンプを積んできていたのに、チェックを忘れたのだ。

パンクに気をつけなければと思っていたのに案の定、まさかが起きてしまった。

さらに最悪なことに、タイヤをリムから外しているとき、ふと手から落ちたタイヤレバーが側溝のフタの切れ目の入水口に飲み込まれてしまった。
幸い残り2本でタイヤを外すことができたのでチューブの交換はできた。

チューブの交換や修理はこのような場所ではしないようにしよう。JR1はナットとか外す部品が多い。この後の作業は足で穴を塞ぎながら慎重に行いました。

翌日タイヤをチェックしたら、またパンクしていた。タイヤの中を触って異物がないことを確認していたはずなのに。

タイヤの表面をチェックしたら、なんと折れた釣り針が刺さっていた。現場でよく確認すればわかったかも知れないのに、時刻が遅くなっていて気が焦っていたに違いない。

この日の浜名湖はサイクリングロードにやたらと釣り人が多かった。釣り人の多いサイクリングロードは要注意だ。

結局弁天島に戻ったのは4時15分頃。それから着替えや後片付けをして帰路についたのが4時30分過ぎ。家に到着したのは6時をだいぶ廻っていた。

でも、買ってきたみそまんはとても美味しくてカミさんにも好評だった。

迷走距離:56.10km Av:20.23km/h

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無印良品・ポリプロピレン頑丈収納ボックス・小

バモスのバックドア開口部床の地上高は約65cmある。昇降するには決して低くない高さだ。
クルマに乗り込むときはまだマシだが、降りるときは脚の衝撃も大きく、自転車を支えながらだと不安定になりやすい。

折り畳みの踏み台や1段の脚立を用意しようかといろいろ物色したが、あまり良いものがない。
そこそこの価格帯で探すと、踏み面が小さく、安定性の面で頼りない。それなりのサイズで探すと高価になり、使っていないときの収納スペースも大きい。

そこで、「踏み台のための収納スペースを考えるのではなく、収納スペースが踏み台になれば良いのだ」と発想を変えることにした。

そして、手に入れたのは、無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス・小」。

「頑丈収納ボックス」というネーミングの通り、耐荷重が100kgもある。僕がBESV JR1を抱えて乗り降りしてもおつりが来る耐荷重。

サイズも幅約40.5×奥行約39×高さ約37cmと踏み面も大きい。ブラインドでも足を間違いなく置けそうな広さだ。

バモスのバックドアの前に置くと、ちょうど良い高さ。

フタの内側は納得のリブの多さ。ちょっとぐらい乱暴に乗り降りしても大丈夫な気がする安心感。

フタの表面は梨地で、滑ったりしなさそうだ。

収納部の内側。2リットルのペットボトルが9本入るようだ。

収納部の両端にフタのストッパー兼用の持ち手が付いている。

残念なのは、カラーがホワイト1種しかなくて、土足で乗り降りすると汚れが目立ちそうなこと。カーキ色とかあれば良かった。

「頑丈収納ボックス」には他に横幅約60.5cmの大と約78cmの特大のバリエーションがある。

<2021年1月24日追記>
「あ」さんから「収納部の耐荷重は135kgじゃなくて13.5kgですよ」というコメントをいただいて、「あれ?」と思って調べてみた。

たしかに無印良品のホープページの商品ページには「耐荷重:ふた約100kg、収納部13.5kg」と記載されていた。
だけど、何だかおかしい?フタだけ100kgでも収納部が13.5kgでは人が腰掛けられるような使い方ができるのだろうか?

商品に貼られているラベルを撮影してきた。こちらには部材ごとではなくて、多分全体としての意味だと思うが「耐荷重100kg」と記載されていた。これが正解なんだと思う。

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バモスにルーフインナーラックをDIY

バモスの車内にサイドバーとクロスバーを取り付けたので、今度はルーフインナーラックをDIYで取り付けることにした。

材料は100均でワイヤーネットを買ってきた。

62cm×40cmのものが1枚と62cm×19cmのものが3枚。62cm×40cmのワイヤーネットが100均で買える最大サイズのようで、これは200円だった。

62cm×40cmのものが底の部分になり、62cm×19cmのものが三辺の側板になる。

まず、62cm×19cmのものを3枚とも短辺を折り曲げる。2枚は前後用で10cmと9cm程度で、残りの1枚は8cmと11cm程度に折り曲げる。

ネットを見ると簡単に折り曲げられるようなことが言われているが、実際はやっぱり大変。最初は木片を当てて曲げ始め、ある程度曲がったら手だけで曲げてしまう。

短辺の中央付近に外フレームの切れ目があり、どうしてもここで割れてしまう。仕方がないのでビニールテープで養生する。

3枚ともなんとか曲げた。ビニールテープが黒しかなかったのでとりあえず巻いたが、後から白のテープを買ってきて巻き替えた。

8cmと11cmで曲げたものを2つに分割。自転車整備に使うワイヤーカッターで簡単に切れた。

こいつは62cm×40cmのネットの短辺の側板になる。

いきなりすべてのワイヤーネットが結束バンドで連結された状態。

短辺側は側板をガッシリ固定されている。長辺側は開閉できるように4ヵ所だけで連結してある。

100均でテントやタープ用のストレッチコードとカラビナを調達してきた。

ストレッチコードとカラビナを組み合わせてワイヤーネットの四隅に取り付ける。

できあがったルーフインナーラックを助手席側に寄せてクロスバーに取り付けた。

三辺を閉じて積載物が飛び出ないようにしている。

前席側からでも後部座席からでもフタを開閉して、積載物にアクセスできるようにした。

ストレッチコードがバネの役目をして、フタが容易に開かないようにした。
フタの上側が天井に接しているので、天井に凹みができる可能性がある。必要に応じてクッション材が必要かも。

ストレッチコードのバネ圧が高いため、重量物を入れなければ多分飛び出してこないと思う。飛び出すようなら側板と連結するストッパーを付けようと思う。

天井とのクリアランスは約9cm。ティッシュボックスや500mlのペットボトルが入る。

なんなら外したヘッドレストも入れられる。

<2020年10月2日追記>
少しばかり遠乗りをしてきたのだけど、信号待ちでブレーキを踏んでいるとラックが共振する。
ブレーキを踏んでいなければ、走り出してしまえば音は出ないのだけど、何らかの対策が必要かも。

<2020年10月23日追記>

フタが天井に接している前面助手席側の角に緩衝材を入れると共振しないのを発見した。
家にあった隙間テープを角にグルグル巻いても共振が収まった。これで問題解決。

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バモスにサイクルキャリアをDIY

バモスを手に入れた目的のひとつは、自転車をトランスポートして遠征すること。なので、サイクルキャリアをDIYすることにした。

触発された元ネタはこの「自作ルームキャリア」ムービー。

そして「【ハイゼットカーゴ、アトレー】 自作ルームキャリア、車内ラックの作り方【キャンプ、車中泊にイレクターパイプ収納棚をDIY】」ムービー。

まず、これらのムービーをアップしている「せいらん工房」から「車内ラック 製作用 アルミアタッチメント」を取り寄せた。

「アルミアタッチメント」は、矢崎化工から発売されているイレクターのメタルジョイントを、バモスなどのアシストグリップのネジやユーティリティナットに取り付けるアタッチメントだ。

木の丸棒で自作されている方もいるが、強度と手間を考え既製品を利用することにした。
ちなみにAmazonやヤフオクで販売されているが、Amazonの方が安く手に入れることができた。

バモスは標準ルーフなので天井が低い。自転車を積載するときにかがまなければならないから後部座席辺りだけに設置することにした。

後ろまで伸ばそうとするとバモスホビオならユーティリティナットが初めから用意されているが、バモスはネジ加工しなければならない。
それも面倒くさいのでアシストグリップの所だけに設置するため4個セットを購入した。

アルミアタッチメント本体の長さは約32mm。付属のトラストネジは45mmだった。

傷防止シールが付属する。使い方の説明はないが、多分車体に接する方に貼り付けるんだろうと思う。
このシールは裏紙からとても剥がしにくい。指で剥がそうとすると裏紙ごと剥がれてくる。カッターなどの刃先で引っ掛けた方がうまく剥がせた。

今回用意したイレクターのジョイントは、メタルジョイントのHJ-1が8個、HJ-6が1個、プラスチックのアウターキャップJ-49が4個。他のパーツは途中で計画を変更したため未使用。

途中で買い足したのはメタルジョイントHJ-7を1個とゴムキャップインナーEF-1201を1個。

類似品のスペーシアも検討したが、ジョイントはブラックがあるが、パイプにブラックがない。今回のように途中で計画を変更した時に、イレクターなら近場のホームセンターで手に入りやすい、ということでイレクターで揃えることにした。

パイプは120cmと90cmを3本ずつ用意した。計画変更で120cmが1本あまり、別に45cmを1本買い足した。
ジョイント類は価格が安かった通販で揃え、パイプはホームセンターの方が安かった。

まず、アシストグリップの取り外し。17年落ちのクルマで経年劣化のせいかプラパーツが脆く、傷つきやすい。

アシストグリップの代わりにせいらん工房のアルミアタッチメントを取り付ける。

アルミアタッチメントに被せるようにメタルジョイントHJ-1を取り付ける。

90cmのパイプを通し、両端にアウターキャップJ-49を取り付け。サイドバーのできあがり。

イレクターのプラパーツは基本接着するが、接着すると後利用しにくくなるのでアウターキャップは接着しない。
簡単に抜けてしまうので、薄いマスキングテープなどを貼って径を太らせ抜け止めにする予定。

車体両側に取り付けたサイドバーにラダー状にパイプを取り付けるため、メタルジョイントHJ-1を取り付け。

上の参考ムービーではラダーはサイドバーの上部に取り付けている。サイドバーの下にぶら下げるやり方もあるが、僕はサイドバーと面一に取り付けることにした。

バモスは天井が低いため、上に付ければ上部のクリアランスがさらに狭くなり、下に付ければ後部座席の頭上の圧迫感や、運転席からの後方視界の妨げになると考えた。

ラダー部の長さは実測すると93.5cmだったので、120cmのパイプをパイプカッターでカット。

ラダーを取り付けた状態。ここにワイヤーネットで網棚を設置する予定。

運転席側からの後方視界も問題なし。

次は自転車を固定するバーの作成。フレームに接する部分にスポンジカバーを取り付け。

スポンジカバーは内径24mm長さ360mm。イレクターパイプは直径28mmあるが、スポンジカバーは弾力があり、シリコンスプレーを吹いてやると挿入することができる。

サイドバーから35cmにカットしたパイプを上側にゴムキャップインナーEF-1201を取り付け、下側にメタルジョイントHJ-7を取り付け。これをメタルジョイントのHJ-6でぶら下げる。

HJ-7の先にはスポンジカバーを付けたパイプを水平に取り付け、自転車のフレームを結束バンドで固定する。

自転車の車体とフロントフォークが固定でき、上手くいくはずだったのだが、テスト走行の結果弱点が露呈した。

道路のハンプを乗り越える際の横揺れに弱い。メタルジョイントHJ-7で連結した部分が自転車の重量に負けて自転車が傾いてしまうのだ。

そこで、ラダーとハンドルバーにチューブでの固定を追加することにした。これが意外と効果を発揮して自転車が安定した。

なお、このラダーの高さだと僕の自転車でSTIブラケットが引っ掛かる。ハンドルを傾けてやると片側ずつ通せる高さ。フレームサイズがでかいと厳しい。
後ろから入れてサドルをラダーに引っ掛けるという手法を検討しても良いかも。

自転車を固定するパイプは、使わないときは写真のように畳んでおくことができる。

とりあえずこの状態で実戦投入したい。まだ改善の余地が多いかも。

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エーモン ターミナルセット E2

バモスに取り付けようと思ってヤフオクで落札したオーディオユニットは、ハーネスに手が加えられていて、一部の電線にギボシ端子などが外されていた。
そのままでは接続に手間がかかるので、端子と工具を手に入れることにした。

購入したのは圧着工具と色んな端子がセットになっている「エーモン ターミナルセット E2」。これを手に入れておけば、とりあえず他に何も要らない。

我が家には古い圧着工具があったのだが、電線を挿入する部分が円筒形のものに対応するタイプで、ギボシ端子のようにU字形にオープンになった端子には向かない。

エーモンの圧着工具は圧着部分がハート型になっていて、上手い具合にU字形の部分を押しつぶしてくれるようになっている。

大・中・小とかしめる電線に対応したサイズがあり、目的の線が小なら、中の場所で1回かしめ、次に小の場所で本締めする。

圧着工具本体と各圧着端子がプラケースにセットされている。

頻繁にクルマいじりする人以外は、多分持っていても出番の少ない工具だと思う。だけど、これがないと代役できるものがないという工具でもある。

ワイヤーストリッパーも装備されている。

付属の圧着端子は、ギボシ端子オス・メス・スリーブ各10個、平型端子オス・メス・スリーブ各10個、クワ型端子・スリーブ各5個、丸型端子・スリーブ各5個。

パッケージの裏面には圧着作業のやり方が書かれていて、詳しくない人にも親切。

この工具を使ったギボシ端子のかしめ方は、「DIYラボ」の「ギボシ端子を電工ペンチで正しくかしめる(付ける)方法」が参考になった。

参考情報も掲載されているので箱も捨てられない。

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