梅雨時や夏の猛暑の時、屋外で自転車に乗れないときなどに、屋内で自転車のトレーニングができるローラー台というものがあります。
我が家にも8年くらい前までミノウラの「VFS-G」という機種がありました。でもセットするのが面倒くさい、音がうるさい、場所を取る、ということで引っ越しするときに手放してしまいました。
今はローラー台ではなく、スマートトレーナーというものが流行のようで、モニターなどに表示されたレースやサイクリングのルートとスマートトレーナーが連動して、バーチャルな走行感覚でトレーニングなどができるようになっているみたいです。
今年になって2度も角膜炎になって、それぞれ1ヶ月近く目がまともに見えない状態になって、自転車に乗れないのはもちろん、体力も落ちてしまうという悪循環。
それで、目が見えなくても自転車に乗ることができるスマートトレーナーの導入を夢想するようになりました。
「Zwift」のようなバーチャル環境と連動するようなハイテク機械になったので、昔のローラー台と違いとても高価。10万円をはるかに超えるような機種がメジャーで、とてもおいそれと買えません。
10月になってエリートから「SUITO」という機種が登場しました。ハイエンドではないけれど色々できて、とりあえず使ってみたいというような人向け。使わないときの収納スペースもコンパクトで、値段もちょっとお安い税抜き94,800円。
この機種はダイレクトドライブ方式というやつで、トレーナーに付けられたスプロケットを回して使います。つまり自転車から後輪を外して、このトレーナーを代わりに装着するような感じです。
11月2日〜4日に幕張で開催された「サイクルモード2019」で「4iii(フォーアイ)」というメーカーから、全く新しい方式のスマートトレーナーが発表されました。
「Fliiiight」という機種で、マグネットの磁力で負荷を変化させ、ホイールやタイヤに一切接触しない世界で一番静かなローラー台だそうです。
もちろん「Zwift」などにも対応するスマートトレーナーです。
リムがアルミホイールのみだったり、クイックリリースでスルーアクスルには対応しない、最大斜度が7%など制約はありますが、税抜き62,000円という低価格なのが魅力です。
僕みたいにレース指向がまったくない、とにかく体力温存だけを目的にするような人には最適な機種かも知れません。
試用していないときに折り畳みができ、保管スペースが「SUITO」以上にコンパクトにできるのも狭い我が家にピッタリです。
どちらにしても今我が家にはトレーナーを設置するだけのスペースがありませんし、まだ夢想している段階ですが、うちにもサンタさんがやって来たらスペースはなんとか確保しちゃいます。
<2019年11月16日追記>
cbnblog(サイクルベース名無し)にタイムリーな記事が掲載されていました。「いまスマートトレーナーを買うべき理由と、後悔しない買い方」という記事です。
スマートトレーナーを使用するメリットなどが書かれていましたが、お勧めの機種などの紹介も触れられていました。
その中で上に紹介した「Fliiiight」は、実用面ではあまり良くないようです。非接触であることのデメリットがあるのかも知れません。
今までサイクリングコースを作っていた「ルートラボ」が来年3月までサービス停止になるってことで、先日から「Ride with GPS」に鞍替えしたばかり。
そしたら11月13日(水)に、ルート案内で有名な「NAVITIME」から「『PC-NAVITIME』サイクリングコース作成機能を提供開始」というニュースリリースが発表されました。
どんなもんかと見に行ったら、ユーザー登録しなくてもルートは作成できたので試してみました。
結論を先に言うと、ルートを道路に沿って作成する機能しかないので、実際に道があって通ることができるのにルートを作ることができませんでした。
上の地図では、丸1から丸Gまでの間に橋の下をくぐる道があって、普段から通っているのですが、図のようなルートしか作成できませんでした。
地図上に道がないとルートが作れないかと言えば、作れちゃうこともあったりしました。地図表示はなくてもデータとして道を持っているのかも知れません。
それにGPXデータを出力する機能もないのでGPSサイコンにルートを持っていくことができず、「ルートラボ」や「Ride with GPS」の代わりにはなりません。
スマホでのルート作成もできないのでスマホユーザーにとっても厳しいかな。
せっかくゼンリンの地図が使えると思ったのに本当もったいないです。
欲しい機能の要望は受け付けているのでせっせと要望を出せば改善してくれるかも。とりあえず時期尚早ということで今後に期待です。
2019年11月11日 サイコン&ライト
続・Garmin Edge 830 を休憩させる
サイクリング中に休憩したり施設に寄ったりしたときに、Garmin Edge 830が記録する軌跡に余計なものは入れたくない。
そのための方法を「Garmin Edge 830 を休憩させる」という記事に書きました。
タイマーを停止させたり、画面を暗くすることはできましたが、GPSは生きていて、施設内をウロチョロすると、しっかり軌跡は残ってしまっていました。
そこで、タイマーを停止した後、電源を切ってしまう方法を試してみました。
前のエントリーで書いたサイクリングで道の駅掛川で休憩したときの軌跡です。
駐輪したときにタイマーを停止し、電源をオフしてから、Edge 830を持ち運んで施設内を歩き回りました。予想通りというか当然と言えば当然ですが、余計な軌跡は記録されていませんでした。
もちろん電源を再投入した後のタイマー再開、記録の復帰もちゃんとできました。とりあえずこれで問題解決です。
ところで、ファームウェアを4.10にアップしてから、ちゃんと電源が切れない現象が発生するようになりました。
メニューから「電源オフ」をタップして電源アイコンが表示され、中途半端な状態でアイコンが表示されたままになります。
もう一度電源ボタンを押すとアイコンが消えるので電源が切れたような気がしますが、これはスリープしただけで電源は切れていません。
また電源ボタンを押すとスリープが解除され起動画面を表示します。僕はこれでだまされ、2度もバッテリーを空にすることがありました。
中途半端な電源アイコンが表示されたときは、再度電源ボタンを長押ししてメニューを表示させ、もう1回電源オフをタップして正常な状態で電源オフするしかありません。注意しましょう。
2019年11月11日 静岡
小夜の中山の激坂に挑戦
11月10日(日)はちょっと短めですがお山の方へサイクリングに行ってきました。
走ったコースは菊川駅経由で倉沢の棚田へ。そこから小夜の中山を超えて日坂を巡ります。
小夜の中山を東から攻めると初っぱなから激坂があり、一度も上れた試しのない難ルート。電アシのパワーを借りて攻略する目論見です。
倉沢の棚田です。菊川方面から来ると田棚の上へ行く道もきつい勾配があります。でも電アシならラクチョー。
田んぼに水の張ってある時期に来たいと思っているのですが、なかなかそのタイミングで来ることがありません。いつか実現したい。
倉沢から小夜の中山の入口へ続く道。初めて走る道です。「市道菊川神谷城線」と言うようで、なかなか良い雰囲気です。
橋の下が良い色で紅葉していました。
しばらく進むと開けた場所で大きな橋桁を建設している現場に遭遇しました。
国道473号の倉沢インターから国道1号の豊岡インターを結ぶバイパスの3号橋だそうです。
こちらが完成予想図。橋の長さは600m
この支柱は高さ49mもあるようです。
工事現場から少し行くと小夜の中山への入口に差し掛かります。いきなり激坂なので一番軽いギアし、電アシをパワーモードにチェンジして挑みます。
最初のコーナーをクリアし、次のコーナーに向かう途中でアシストが急にパワーダウン。たまらず足を着いてしまいました。
BESV JR1はハンドルの右手側にパワーアップスイッチ、左手側にパワーダウンスイッチがあります。ハンドルを持つ手に力が入りすぎて、無意識にパワーダウンスイッチを押してしまったようです。
一度足を着いてしまうともう自転車には乗れません。最初のペダルは漕げても2のペダルが漕げない。
何度か挑戦して脛をペダルで打ち付けて諦め、仕方がなく最初の山の頂までの200mほど自転車を押して登りました。
小夜の中山公園前の「末広荘扇屋」。この日は通りを挟んだ場所で何故か大勢の人がお弁当を食べていました。
峠の上から粟ヶ岳の「茶」文字がよく見えました。
峠を下りて日坂の町並みを抜け、道の駅掛川で休憩。挑戦は失敗に終わりましたが、一日良い天気で爽やかなサイクリングになりました。
迷走距離:34.1km Av:17.2km/h
2019年11月8日 サイコン&ライト
Garmin Edge 830 を休憩させる
Garmin Edge 830でナビゲーションさせながらサイクリングして、目的地で昼飯食べたり、付近を歩いて散策したりします。
自転車を降りている間は、Edge 830は自転車から取り外します。バイクアラーム機能は使っていませんし、Edge 830自体の盗難が心配だからです。
そもそもiPhoneとのペアリングが難敵だったりします。
上の図は休憩中に記録された軌跡です。実際は屋内に入ったために衛星を捕捉できなかったせいかとんでもないところへワープしてぐちゃぐちゃになっています。
もっと左の海岸側へ行っているのに記録されていなかったり、そもそも自動ポーズスピードを6km/hにしていても、移動すると記録されちゃいます。
Edge 830はタイマーが入っている間はスリープボタンが機能しません。スリープボタンはタッチスクリーンロックとして機能します。
Polar V650にはフロントボタン長押しで一時停止状態にすることができました。もっともV650も移動すると記録されちゃいましたが。
タッチスクリーンロックだけでは画面は点いたままでバッテリーも消費するし、休憩中にスリープさせる方法はないのかと前々から探していたら、やり方を紹介しているサイトを見つけました。
その方法は、まずタイマー稼働中にスタート/ストップボタンを押します。タイマーが停止し、通常は写真の画面の状態でチェックアイコンをタップしデータを保存します。
ここはデータを保存しないで電源ボタンを押します。スクリーンは消え、スリープ状態になります。
休憩が済んだら再び電源ボタンを押しスリープ解除。スタート/ストップボタンを押すとタイマーが再開します。
よく考えたら、タイマーが動いているから電源ボタンがスリープボタンにならない訳で、タイマーを停止させればスリープボタンになるということですね。
上記の方法で実験してきました。上の図は先日ワークマンへサイクルジャケットを買いに行ってきたときのものです。
実験は何故か期待通りにはなりませんでした。タイマーは止まり、画面はスリープしていましたが、GPSの軌跡は店内滞在中がぐちゃぐちゃで記録されていました。
僕の期待では、店内にいる間の記録がスッキリない状態だったのですが。
もうひとつ方法があります。先のノウハウを紹介していたサイトに、もうひとつチップスが書いてありました。
上の写真の状態で電源ボタンを長押しし、表示されたメニューから電源オフをタップして電源を切ってしまいます。完全にEdge 830は停止します。
再度電源を入れると、元のタイマーが停止した状態で起動します。スタート/ストップボタンを押すとタイマーは再開します。
多分これで僕の希望の状態で記録できるんじゃないかと思います。